スワローズvsバッファローズ

クライマックスシリーズはセパともにリーグ優勝チームがセカンドステージを3戦で日本シリーズ進出を決めました。いずれも昨シーズン最下位の東京ヤクルト・スワローズとオリックス・バッファローズの激突です。

対戦前から話題に事欠かない両チームです。

ヤクルトは前回の日本シリーズ出場が2015年以来ですので6年ぶり累計8度目の出場。2015年のシリーズではホークスに敗れています。前回のシリーズ制覇は若松監督が率いた2001年ですので、20年間日本一から遠ざかっています。

オリックスは1996年から実に25年ぶり、近鉄バッファローズと阪急ブレーブス合併後初めての出場です。日本球界の誇る名将、仰木監督にイチローの時以来です。

前年の1995年は1月17日に発生した阪神淡路大震災後、地元・神戸市出身のオリックス宮内オーナーが、「こんなとき神戸を逃げ出して何が市民球団だ。一人も来なくてもいいから、スケジュール通り絶対、神戸でやれ」という表現で神戸での開催を厳命し、チームは「がんばろうKOBE」を合言葉にシーズンへ臨み、見事リーグ優勝しましたが、日本シリーズでは敗退しましたので、1996年のリーグ2連覇と久々の日本一は、大震災で暗く沈んだ関西を非常に元気づけたものでした。


そして両チームの監督も注目されています。

何といっても就任初年度で前年最下位だったバッファローズをいきなりリーグ優勝&日本シリーズに導いた中島監督の手腕!!!

そしてスワローズも2019年最下位で前任の小川監督辞任を受けて就任した高津監督ですが、2020シーズンは2年連続最下位。しかし投手出身の高津監督は、非力だった投手陣の底上げに成功し、弱冠20歳の奥川や24歳の高橋などが台頭。打撃陣は、トリプルスリー男の山田哲人、21歳ながら日本の主砲になった村上、大ベテラン青木などが機能し、投打がかみ合い就任2年目にして見事優勝を勝ち取りました。

そして最も注目を集めているのがこの若手2人!!

いまや投打の日本代表の主軸となった2人です。両者とも東京五輪金メダルの立役者。

村上宗隆 なんと21歳!2017年のドラフト1位入団で入団初年度の2018年にはイースタン・リーグにて優秀選手賞、新人賞、努力賞を獲得。2019年からは一軍で大活躍以降は説明不要でしょう。

山本由伸は23歳。2016年のドラフト4位入団ながら2年目の2018年一軍公式戦にはオール救援で54試合に登板。4勝2敗1セーブ32ホールド、防御率2.89、リーグ2位の36ホールドポイントを記録。2019年からは本格的に先発投手に転向し、以後の活躍説明不要。

この2人の対決が楽しみですね!!!

さて、シリーズの日程は以下の通りです。

【第1戦】11月20日(土)京セラドーム大阪18:00
【第2戦】11月21日(日)京セラドーム大阪18:00
【第3戦】11月23日(火)東京ドーム18:00
【第4戦】11月24日(水)東京ドーム18:00
【第5戦】11月25日(木)東京ドーム18:00
【第6戦】11月27日(土)ほっともっとフィールド神戸18:00
【第7戦】11月28日(日)ほっともっとフィールド神戸18:00

ヤクルトのホーム神宮球場は設備的に日本シリーズには向かないという事で東京ドーム開催です。第6-7戦の神戸開催は、1996年の日本一を決めたのが神戸でしたので、そのゲン担ぎかな?

さて、どちらが日本一栄冠となるか????

ワタクシの予想はバッファローズです。

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