北里研究所が新型コロナ治療薬候補を見つけました。「イベルメクチン」という北里大学特別名誉教授で2015年にノーベル生理学医学賞を受賞した大村智氏が発見した抗寄生虫薬として利用されている医薬品が、新型コロナの治療薬として有効性が確認され、治験を開始したとの事です。
以下、北里研究所が発信したプレスリリースをご覧下さい。
わたくし個人として、そして有限会社フィリップカレッジリングとしても昨年5月に北里研究所のCOVID-19対策プロジェクトに少額ながら寄付をしましたが、プロジェクト発足から1年以内で治験までたどり着くとは思っていませんでした。
先日、そー言えば去年の今頃、北里研究所にコロナ対策寄付したなーーー、今年も寄付しよーかなーーー?研究開発はどうなってるのかな?と北里研究所のウェブサイトを見たら、上記のリリースが出ており、今後は製薬会社サイドの治験に移行するので、2021年3月31日付けで北里研究所COVID-19プロジェクトは終了となっていました。
COVID-19プロジェクト終了に伴う寄付者名簿のページに私個人とPhilip College Ringも記載されていました。北里研究所、やってくれましたねーーー。少額ですが寄付した甲斐がありました。
以下、wikipediaのイベルメクチンの検索結果より抜粋。
アメリカ[編集]
- 抗寄生虫薬のイベルメクチンに死亡率を下げる効果があるとする報告を、アメリカのユタ大学などの研究チームがまとめた[20]。報告によると、人工呼吸器を使用する必要があった患者のうち、イベルメクチンを使用しなかった患者の死亡率は21.3%だったが、使用した患者の死亡率は7.3%と約3分の1にとどまった。さらに、患者全体でのイベルメクチンを使用した場合の死亡率は1.4%で、使用しなかった場合の死亡率8.5%と比較して約6分の1に抑えられたという。チームは「入院日数を減らす効果もある。さらに研究が必要だが、治療方法の一つとして検討する材料にはなる」としている[21][22][23]。
イギリス[編集]
- 2021年1月4日、イギリスデイリー・メールによるとイギリスリバプール大学のウイルス専門学者アンドリュー・ヒル博士が全体臨床試験資料を総合分析した結果、イベルメクチンが投与された患者573人の中では8人、プラセボ(偽薬)が投与された患者510人の中では44人が死亡したことが分かり、イベルメクチンが新型コロナウイルス致死率を最大80%まで減少させるとの主張が提起された。イベルメクチンを2019新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)治療薬として研究している科学者らは、この薬が新型コロナウイルスのライフサイクルを妨害するものと見ており、同件についてヒル博士は「イベルメクチンは患者の身体で新型コロナウイルスが除去されるのにかかる時間を大きく短縮させることがわかった」と説明している[25]。
フランス[編集]
- 2021年3月5日、フランスのバイオテック企業のMedinCell社は、医薬品であるイベルメクチンの安全性を証明する包括的な安全性試験の結果を報告した。その分析結果に基づき、COVID-19の新たな適応症として保健当局の審査を妨げるような安全性の懸念はないと宣言した。この研究は、著名な毒物学者である、リヨン第一大学名誉教授のジャック・デスコーツ博士によって承認されたもので、様々な医学・科学雑誌からの350以上の論文および報告の広範な分析を含み、この分析結果を社内で認められている学術誌に提出し、査読を受ける予定と発表した[26][27]。
イスラエル[編集]
- イスラエルのトップ研究者である感染症専門医が主催した小規模ながら重要な無作為化二重盲検臨床試験において、早期発症の軽症COVID-19患者100名を対象に、イベルメクチンがウイルスの排出を抑え、臨床症状の悪化を軽減する可能性があることが示された。テルアビブ大学サックラー医学部教授でシーバ・メディカルセンターにある地理熱帯医学センターの所長であるエリ・シュワルツ博士は、2020年の夏からこの臨床試験を実施した。イベルメクチンはCOVID-19患者のウイルス排出量を全体的に有意に減少させ、さらに、今回のデータから、寄生虫の治療に通常使用される薬剤が感染期間を短縮できることを明らかにした。シュワルツ博士は発表の中で、データはイベルメクチンが実際に抗SARS-CoV-2活性を示し、ウイルスの排出期間を短縮し、感染性の時間を減少させることを明らかにしたと結論付けた。疾患の進行を測定するにはサンプル数が不足しているものの、イベルメクチンが公衆衛生に大きな影響を与える可能性があると結論づけた。また、イベルメクチンは既知の用量であれば非常に安全な薬であることを強調した。投与量は大幅に多いわけではないが、本試験では、有害事象は認められなかったと説明している[28]。
という事ですので、世界的な評価も前向きです。今後は、国内の治験の進み具合の問題ですね。ワクチン+治療薬が出来れば、確実にコロナ禍に終止符を打つ事が出来るでしょう。
ただ、北里大学(研究所)は日本の医療厚生行政を牛耳っている東大学閥と犬猿の仲で知られます。きっと厚労省や医学界の東大学閥の頭の固いヤツらがメンツもあって、北里研究所の主導する治験を邪魔する可能性も危惧されます。
100年に一度の人類の危機なので、バカなメンツなどに拘らず、世界初の国産新型コロナ治療薬の開発を推進して欲しいところです。
ワクチン開発で大きく後れを取った日本ですが、治療薬で挽回しよう!