2020年1月3日、東京ドームに行ってきました。
お正月の恒例行事として、2011年から今回まで連続10回、初詣に行かなくてもライスボウルには来ましたが、これが最後のライスボウルになりました。
本当は、今回は行かないつもりだったのですが、「まさかの、、もしかしたら、、、、何かが起きて、関学が勝つかもしれない。その可能性はゼロでは無いはず」と思い、【奇跡】を期待して東京ドームへ。しかし奇跡は起きず、試合は全く観るべきもの無く、今後のライスボウル不参加への決意が固まった今回でした。
富士通フロンティアーズ 38-14 関西学院ファイターズ
その差、3TDと1FG分という大差でした。
わたくし、関学側席にいたのですが、応援側も完璧に白けており、一応、ファイターズのグッドプレイには拍手や歓声を上げるのですが、フロンティアーズの押し込みや得点には全く反応しなかったです。溜息さえも聞こえません。
ほぼほぼ関学側席の観客は、関学出身者か大学フットボール経験者若しくは現役生、その関係者でしょう。皆さん、お正月の恒例行事だし、出身校若しくはリーグ戦で対戦した相手だしと応援しに来てみたものの、やはり試合が始まる前から、いや対戦カードが決まった時点から、いいえ、このライスボウルの対戦形式自体に違和感や異議を感じながらの観戦だったと思われます。
ようは皆さん、ワタクシとほぼ同じような思いだったと感じます。
WikiPediaのライスボウルの過去の対戦成績をみてみましょう。
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ライスボウルが現在の「社会人リーグ優勝チーム」vs「大学生リーグ優勝チーム」の対戦形式となり、【真の日本一決定戦】と銘打って始まったのが1984年。合計37回開催され、通算成績は社会人25勝、学生12勝。しかし2000年以降の計20回では、社会人16勝4敗。過去10年間では社会人10勝0敗。
ライスボウル発足当初は、社会人チームは本当の「企業の部活チーム」でした。営業部や人事部、生産現場などで働く会社員が終業後に集まる部活方式です。
対して学生側は、授業終わりに毎日練習、強豪校は週末も練習、夏休みなどは合宿とアメフト漬けの現役バリバリ選手達だったわけで、従ってライスボウル発足当初の20年間は、10勝10敗と五分だったのです。
しかし2000年台後半から、社会人チームのレベルが急激に底上げされてきました。米NFLに入団するかしないかのハイレベルな外国人を一種のプロ契約に近い形で迎え入れ、日本人選手も「○○スポーツ推進室所属」などとして、日常業務を免除して部活(アメフト)に専念するような形となり、「社会人チーム」「実業団チーム」の中身が20世紀とは変質してきたのです。
結果、Xリーグのプレイの質は急激に向上し、リーグそのものの運営や集客は順調になりましたが、そのひずみがライスボウルに出てしまったのです。
もはや「半プロチーム」となったXリーグ所属チームと学生チームの対戦は、、、、例えるなら、、、
サッカーJ1優勝チーム対J2優勝チーム
バスケB.LEAGUE B1優勝チームvsB2優勝チーム
プロ野球日本シリーズ優勝チームvs社会人野球優勝チーム
大学生チームvs高校生チーム
の様相となったのです。
それでも2013年のオービックシーガルズ 21- 15 関学ファイターズ戦などは、4Q残り時間1分未満まで関学が14-15でリードし、残り数秒ギリギリの逆転劇でシーガルが勝ったり、2016年の立命館パンサーズ 19- 22 パナソニックインパルス戦は、3点差=1フリーゴールキック差だったり、緊張感のあるゲーム展開でした。
しかし、特に昨年2019年のフロンティアーズvsファイターズ戦などは52-17。
このような展開では、スポーツ興行として成り立ちません。
観てて面白くもなんともないんです。
<解決策案その1>
学生vs社会人は廃止。
その代わり、社会人優勝チームと米NFLの選抜チームとの交流戦と学生優勝チームvs米NCAA選抜チームとの交流戦をお正月に行う「ライスボウル」とする。1/2-/3の連続開催とか。
1月は、NFLもNCAAもシーズン真っただ中とはいえ、クリスマス休暇明けの時期ですので、招待選手達は観光がてら日本のお正月を楽しんでもらえばよいです。選抜方法は、先方任せで良いのでは? アメフトの母国であり、世界一を任ずる米国側が負けてしまう人選はしないでしょう。例え、NFL2部やレギュラーメンバー外から選んだとしても。
それに確か、NFLは12月末時点で各ディビジョンの順位はほぼほぼ確定し、プレイオフ体制に入ります。そこでプレイオフ出場権の無くなったチームに来日要請しても良いのでは?
きっと、社会人優勝チームも学生優勝チームも米チームには勝たないでしょう。しかし、その力の差を埋めるよう、将来勝つことが出来るように日本アメフトのレベルを底上げする事になるでしょう。
<解決策案その2>
社会人チームの外国人選手出場禁止。
帰化選手は日本人ですのでOKですが、外国籍で「○○スポーツ推進室所属」として一応会社員の形は取っているものの、ほぼプロ契約選手です。人種差別ではないけど、フルコンタクトスポーツなので人種の違いによる体格差が、フルコンタクトする成人するかしないかの学生選手への明らかなリスクになっています。
まあ、このような解決策=お正月にわざわざオカネ払って観に行く興行に耐えられる改善がなされないなら、ワタクシのライスボウル参戦は今後ありません。
しかし、チアのねーちゃんはいいですねー^-^
どうぞ↓↓↓↓↓
以上