はるか南海上を真西に進み、フィリピンや中国に大被害をもたらした台風22号。
905hpと聞いた事も無い気圧の低さで風速60mの勢力で、バシー海峡(フィリピン・ルソン島と台湾の間の海峡)のルソン島寄りを通過し、南シナ海に入り、香港・マカオ付近に上陸。ルソン島北部や香港・マカオ・広州に大被害をもたらしました。
しかし、今年の台風の進路は異常の極みです。
従来は、南海上で発生した台風は、フィリピン・台湾・南西諸島・日本列島とユーラシア大陸の外縁の島国をかすめる若しくは上陸しながらも北東進するのがタイフーンですが、今年は西進コースが多く、予想外・想定外の事ばかり。
はっきりとした因果関係が科学的に証明されていませんが、多くの気象学者や研究者達は、2011年の東日本大震災後の日本の全原発停止による火力発電、石炭発電の増加と経済発展を続ける中国沿海州の工場群、そして中国は石炭発電比率が70%もあり、それらが排出するCo2が増加し、日本と中国の2か国で世界のCo2排出量の1/3を占める今、極東地域の異常気象の要因である事は明らかと言っています。
科学的根拠・・・は、学者にお任せするしかありませんが、現象と時期的因果関係はあるでしょうね。
中国政府は、慌ててCo2排出車の規制を打ち出し、世界の自動車メーカー各社が対応に追われています。
日本はと言うと、、、原発問題が非常にセンシティブである為か、政府も腰が重く、マスコミも以前の「京都議定書」の頃のようにCo2の話題を避けています。
難しい話しになっちゃいました。
さて、日本から遠く離れたコースを通った22号ですが、905hpの威力はすさまじく、3000kmの距離から9月15日から17日の3連休に日本の太平洋沿岸各地に肩頭のしっかりしたうねりを届けました。
写真提供 One World Surf
3連休中の千葉一宮の波の画像です。
コンスタントに胸・肩。
そしてたまに頭オーバーのオバケセットも来ました。
胸肩サイズに合わせた位置で波待ちしていたサーファー全員を飲み込みます。
3連休は波乗りが楽しめました。