台風24号のタネ

すっかり秋めいてきています。

 

夏の風物詩だった夕立ち(最近はゲリラ豪雨)が、この季節でも頻発していますね。でも、ゲリラ豪雨は関東地方に集中しています。これは、明らかに首都圏の「ヒートアイランド現象」にリンクしている事は間違いありません。

 

既に昨年2017年に気象庁は公式見解として、このままだと21世紀になる頃には東京地方の平均温度は4.5度上昇し、年間平均気温約20℃と屋久島と同じ気候になり、1時間に50ミリ以上の激しい雨が降る回数は全国平均の2倍以上になると発表しています。

 

既にその兆候は明らかですね。

 

でも、この発表末尾には【温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」は、産業革命前からの気温上昇を2度未満に抑えることを目指し、日本は2050年までに温暖化ガスの排出量を80%削減するという目標を閣議決定しているので、この枠組みに従えば、東京の気候変動も抑制出来るだろう・・・・】

 

という余分な一文が付いているので、政府はノーコメント、マスコミは一切取り上げない・・という現状です。取り上げちゃうと、原発問題や排ガス規制などの原因・対策論になりますからね。

 

石油、石炭、ガスをどんどん燃やして気候が変動して困っても21世紀末には生きちゃいないし・・・知らん顔しよう・・・という動機でしょうか? 

 

ワタクシはそう思いませんので、どんどん温暖化や気候変動への警鐘を発信する所存です。そうは言っても、「次世代の事を考える」という事を60歳前になってようやく出来るようになったワタクシですけどね。

 

 

さてさて、広域気圧配置図と衛星画像を見ると、台風24号のタネ発見。

 

マリアナ諸島の南に雲の塊り。いつもよりやや南の位置です。

 

でも、これが熱低→台風になると、またまた先般の22号のように真西に進むと思われます。

大きく南に張り出した高気圧の等圧線がジャマして北上できなさそう。

こりゃ、今年は台風の南からのグランドスウェルは期待出来ないかな???

 

というか、このまま気候が変動していくとしたら、20世紀までの春夏秋冬の気象現象そのものが無くなっちゃうのか??!!

フィリップ カレッジリング

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