工具紹介シリーズ、第2弾はサイズ棒。
Finger size stickといいます。
日本では指孔のサイズを「リングサイズ」といいますが、海外では「フィンガーサイズ=指サイズ」と言います。
「Ring size」は、指輪本体の寸法を表します。海外で指輪を指し、"How many the Ring size?"と聞くと、ノギスを取り出し 指輪のアチコチを測って "Well,, max10mm min4mm thickness2mm(最大幅10mm 最小幅4mm 厚み2mm)”と回答されます。
"No, no, I ask you how many is the ring size!”と指を立ててジェスチャーすると、"Oh you want to know finger size!!??"というやり取りになるでしょう。
5種のサイズ棒があります。
一番左 黒い短いのは、携行用の短いもの。短いですが5号から30号まで測れますが、やや不正確。
左から2番目、黒い長いのは、最も使用頻度高い完成品のサイズ計測に使うもので1号から30号まで。
真ん中の金色は外国サイズと日本サイズの共通サイズ棒。
アップで見ると2種の数字が見えます。
右の赤文字はISOサイズ、左の白抜き文字が日本サイズ。
例えば、日本サイズ24号はISO基準で64です。
ISOは、指穴の「円周」のmmを基準にしていますので、最小は0ではないのです。
裏返すと、USサイズも。
青地の文字が日本サイズ、黒字に白抜き文字がUSサイズ。
日本サイズとUSサイズは、どんぴしゃ合致が少ないデス。
日本サイズ29号がUS13ですが、日本サイズ30号だとUS13と1/2と1/4の中間。
右から2番目のアルミ色のサイズ棒はやはり5号から30号ですが、アルミ製ですので完成品に使うとリング内側に傷がつくので、半製品段階しか使いません。
そんでもって一番右のぶっといの!
これ、アメリカで買ってきたスゲー高いヤツ。
「芯金 兼 大きなサイズ棒」です。
表示はUSのみ。
19から24の数字は全てUS。
US19は日本サイズ42号、US24は日本サイズ50号ほど!
芯金というのは、棒の中が金属で詰まっていて、半製品段階で叩いてサイズ調整するもの。このぶっといのは、サイズ計測兼芯金なのでスゲー重いデス!
おっと、芯金もありました。一番右に足した錆びてるヤツ。
これ、比重の重い鉄製だからすぐに錆びるんです。
日本サイズの切り込みも入っています。