NPO法人日本ウミガメ協議会主催の第26回日本ウミガメ会議が地元一宮で開催されました。
このポスターに使われている写真、イーネ♪です。暗いうちから朝一サーフィンしたサーファーが上がってくると、反対に産卵を済ませたウミガメが海に戻る絵です。
千葉外房の海岸線では、昨年確認されただけで135か所の産卵上陸があったそうです。でも、夜中に上陸・産卵して、明け方に海に戻りますので大半は未確認でしょうね。そのほとんどは一宮町の位置する九十九里海岸です。
ワタクシはウミガメ会議には参加しませんでしたが、趣旨には賛同しています。まず、ウミガメは絶滅危惧種であること。保護に値します。絶滅すれば、当然、海の生態系に悪影響があるでしょう。海に囲まれて、海の恵みの魚介類を伝統的に食べてきた日本人の食生活や文化にも必ず悪い影響が出るはずです。
そして、海岸の護岸とウミガメの産卵の関係。
この写真は、護岸目的で造成された「じゃかご」と呼ばれる簡易防波堤でウミガメが産卵場所まで辿り着かずに諦めてUターンした足跡。切ないです。
ウミガメは、満潮の時に水没する砂浜には産卵しませんし、且つある程度柔らかな砂地じゃないと穴も掘れない、孵化した子ガメが出てこれないそうです。そこで一宮町では、ウミガメの産卵場所に適したところに以下のような看板を立てています。
にも関わらず、4WDなどで乗り入れてくるバカもいます。アサリやハマグリなどを取りに来て、やはり海岸までクルマを乗り入れてくるアホも多数。クルマは産卵後の卵を踏みつけたり、時間帯によっては海に帰る子カメを踏んだりします・・・・
困ったモンです。
こういったバカ&アホに対する啓発活動とともに、サーファーにとっては波乗り出来る海岸線の維持と護岸がウミガメ保護と利害が重なるので賛同しております。
ちなみに日本の太平洋側の砂浜海岸線は、ほとんどがウミガメの産卵上陸対象とのこと。みなさん、くれぐれもBBQなどをしに、車両を安易に乗り入れないでくださいね。