今日は、カレッジリングの仕上げ加工を中心にした「上級オプション」のオナハシ。
通常、当社や他社でもカレッジリングは、「アンティック・フィニッシュ」=黒美仕上げ という状態が標準的です。これは、2つの目的があります。ひとつは、彫刻の強調したい部分(文字・年号・模様やロゴなど)を浮き立たせる為に、背景を黒くするものです。
もうひとつの目的は、シルバーは「硫化作用」で黒づんでしまうのですが、これが空気中の酸素との反応だったり、薬剤(石鹸や洗剤、化粧品など身の回り生活で使っている薬品)の作用を受けたり、火山や温泉の近くにお住まいの場合は、空気中に微量含まれる硫黄分に反応したり様々デス。
そして、「汚れ」「皮脂」もミゾに溜まったりします。
そうすると、不均等で見た目ヨロシク無く「黒ずむ」事が多々あります。
そこで、最初から凹み部分を硫化させちゃえ!という事デス。
日本の彫金屋さんでは、「イブシ」というようですが、カレッジリングの「黒美仕上げ」に使用する薬剤や方法はチョット違います。日本の彫金屋さんと同じ方法で「燻す」と、シルバー色部分の色艶が損なわれちゃうんです。。。。。。。あくまでも、凹み部分だけ黒くして、地金色部分はソノママに仕上げるんです。
でも、この「黒美」をお好きじゃ無い方もいらっしゃいます。または、文字や年号などをあえて強調せず、「模様のように見せる」御希望の方もいらっしゃいます。
そんな場合は、「ナチュラルフィニッシュ=地金色仕上げ」がヨイデス!!
上の写真は、US Navyカレッジリングのナチュラルフィニッシュで、更にプラチナ白金系金属のロジウムをメッキしたものです。アップで見ると、キチンと文字模様が見えますが、装着している時は反射作用もあって、全体が模様化して見えます。
詳しくは【カレッジリング上級オプション:ナチュラルフィニッシュ】のページをご覧くださいマセ!