「カレッジリング&チャンピオンリング」カテゴリーアーカイブ

お母さまの形見石使用カレッジリング

I様から亡くなられたお母さまの形見の指輪の石を使って、お母さまを偲ぶ内容のカレッジリングを作って欲しいとのご依頼を頂きました。

まずは形見の指輪をお預け頂き、サイズを計測して最適なリングモデルを選定しました。

透明感のあるイエローシトリンのエメラルドカットの石です。スタンダードモデル1003型にはほんの少しだけ大きいですが、若干のリカットで乗るはずなので1003型でデザインしてご提案しました。

リング本体は10金イエローゴールドでお作りし、フィッティングしたところやはり少し大きかったですが極力石を削らないように石座枠も広げて調整しながらセットしました。

※プライバシー保護のため、一部画像にボカシを加えています。当サイト掲載の画像、動画の転載は禁止いたします。

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カレッジリング・ラボツアーその3

さて前回のツアー2では第2ラインと洗浄ラインの写真↓↓↓↓↓まででした。

第2ラインと洗浄ライン

第2ラインは、溶接・切削・彫刻・石留めなど中間工程の作業を行います。石留・切削などに向くトルクの強いアメリカ製FORDOMのルーター、やはりアメリカ製ORIONのプラズマ溶接機など。

第2ライン

洗浄ラインには、超音波洗浄機、メッキ、スチーマーなど。従来の工房は、自宅2Fで水回りが無かったのでこの新ラボの広い水回りは非常に助かります。メッキや洗浄などで自由に水・お湯が使えますし、新たに導入したスチーマーは石裏の汚れ除去など品質向上に役立ちます。

洗浄ライン

従来はスペースが無かったので導入出来なかった念願の最新鋭バフマシンを導入しました。バフ直径20㎝、トルクが強く、研磨のスピードアップと品質アップが可能になりました。集塵機もついていますので粉塵対策もばっちり。

研磨バフマシン

バフマシン脇にイーストルームの扉があります。

イーストルーム

イーストルームはフューチャースペースです。第1・第2ラインがあふれた時に備えて、特注の作業机を配置済み。

イーストルーム内

イーストルーム上はロフトになっており、商品撮影スペースになっています。

ロフト

ウエストルームは休憩室です。

ウエストルーム

次のツアーでは、新たに導入した新兵器機器類をご紹介する予定です。

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カレッジリングラボ・ツアーその2

前回は外観を中心にお伝えしたカレッジリング・ラボツアーその2は、内部のご紹介。

注文書ボード

入口入ってすぐの壁に注文書ボードです。左上から下へ、徐々に右へと注文順に注文書を並べています。

メインルール全体
オフィスゾーン

パーテーションと棚で区切ったオフィスゾーンです。窓側がわたくしのデスクで手前が二代目のデスクです。

区切り

中央に書棚と棚で生産区画と区切っています。書棚も溢れていたので1台増設しました。

書棚の背中合わせに生産・出荷に必要なモノ置き棚。そしてL字型に第一作業ラインです。

第一ライン

第一ラインの作業机では、主に仕上げ工程を行います。

第2ラインと洗浄ライン

元々キッチンだった区画は、背面を第作業2ラインにしてアイランドキッチンは洗浄ラインにしました。このキッチンでは料理は一切しません。料理をすると、食品の酸やアルカリなど貴金属に宜しくない飛沫が発生するからです。

例えば玉ねぎの目に染みるのは硫化アリル。この硫化アリルがシルバーに付着すると、強烈な硫化膜を形成して真っ黒ケッケになちゃいます。

続く

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カレッジリングラボ・ツアーその1

先月の引っ越しから、レイアウトと色々と試行錯誤し、ようやく動線が固まって本格稼働しだしたフィリップカレッジリング・ラボラトリーをフォトツアーでご紹介します。

外観

平屋(一部ロフト付き)、敷地面積70坪、建坪32坪。ここは元、梨畑だった土地です。

エントランス
サウスデッキ
イーストデッキ(セージの仕事場)
応接セット

Philip College Ringラボでは基本的に部外者立ち入り禁止ですので、もしもの来客にはウッドデッキで来客部長のセージが対応致します。

入口入ったところ。
メインルーム内観全体

次回は各コーナーを詳しくご紹介します。

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ある日の作業台シリーズ

この日の作業台には、エンブレム装着前のチャンピオンリング数点と個人ご注文品のカレッジリング数点が載っています。

エンブレム装着前のものはeスポーツのチャンピオンリングです。

様々なタイプのカレッジリング・シグネトリングもあります。これらすべては最終工程に入っており、この後の工程は、「指穴面取り」→「リング内側打刻」→「最終研磨」→「超音波洗浄と薬剤洗浄」→「黒美仕上げ」で完成となります。

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