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修理とメンテナンス

お得意様のO様よりカレッジリングの修理とメンテナンスのご依頼を頂きました。

 

4年前にお作り頂いたカレッジリングは、「古美仕上げ」=黒美仕上げではなく当初からわざとアンティックシルバーに見えるようにウェザリング(※)した仕上げでした。

 

※ウェザリングとは、わざと使い込んだように見せる技法の事で、ダメージドジーンズやプラモデルをわざと汚したような事を言います。

 

O様はこのカレッジリングを毎日就寝時以外は付けているとの事で、どこかでぶつけてしまい、石留枠に亀裂が入り、それが徐々に欠けになってきてしまったとの事で、「どうしたらいい?」と写真とともにご相談頂きました。

おっと、これは危険です。何かにぶつかって割れた地金が欠けになり、飛び出している部分があるので、ケガや衣服がかぎ裂きになる危険性があるので、すぐに修理しましょう!と申し上げました。

 

お送り頂いたリング↓↓↓↓↓

石にも何か硬いものでこすったような跡があります。きっとこの時に石留枠に打突があり、欠けにつながったのでしょう。

リング本体もいい感じに使い込まれ、お納めして4年ですがまるで20年経ったような風合いです。

この独特の古美仕上げ(ウェザリング加工)のお話しは長くなるので、また今度。

O様からは「石のキズやリング本体のキズなども石留枠以外は味なのでそのままに」との事でしたので、石留枠のみ切り取って、再形成し、同じ石を留め直しました。

 

 

火を入れたのでどうしても希硫酸やアルカリ液に浸漬して自動的にクリーニングされちゃったので、再度古美仕上げも施しました。

内側だけはピカピカです。

 

お納めした所、O様より「自分好みのウェザリング!!!」とお褒め頂きました。

 

以上

フィリップ カレッジリング

F社様15周年記念リング

ご兄弟で経営されているF社の創立15周年記念でご兄弟お揃いオリジナルデザインのカレッジリングをお作り頂きました。以下のような指示書でデザインをご指示頂き、それをPhilip College Ringで図面化しました。

 

ご指示のスケッチをPhilip College Ringで図面化したもの↓↓↓↓↓

なかなか難易度の高いデザインになり、「この部分は、ああしてこうして・・・・」などと想定しながら図面を描き、実物でもしっかりと再現出来ました。

 

「デザイン」には「グラフィックデザイン(2D)」と「プロダクトデザイン(3D )」の2つがあります。

 

一般的なデザインとは、グラフィックデザインの事を指します。ようは印刷物やウェブなど【2D】ですね。よくアパレルやジュエリーで「デザイナー」と自称する人々がいますが、彼らは2Dでデザインしているだけの場合がほとんどです。

 

 

プロダクトデザインを理解するのに、最も分かりやすいのは建築設計です。

 

タテ・ヨコのみでなく、奥行きの3D数値化が必須であるとともに、素材指定・工法指定が不可欠なのです。大工さんがその図面を見て、「この縦柱はJIS規格の**材の**サイズの木材を**に切って、**で横柱につなげる」という素材と作業が見えなければなりません。

 

建築図面はモノクロ(昔は青図とか青焼きと言って白と青の印刷でした)ですが、素材指定がある事で実は既に色などの肉眼での見た目も表現されているものです。そこで建築図面は「図面を読む」と言い、「図面を見る」とは言いません。

 

幸運な事にワタクシは会社員時代に飲食店舗や厨房設備などの設計施工に携っており、「図面を読む」事になれていたので、今の仕事にも大きく役に立っています。

 

 

お客様がオリジナルデザインでリングをご要望された場合、Philip College Ringでは不可能なものは不可能!可能なものはどうすれば可能になるか?と検討した上で、素材・工法・3Dサイズで図面化しますので、図面化したものは確実に再現する自信があるのです。

 

 

スタンダードモデル1033  シルバー925

 

動画もどうぞ↓↓↓↓↓

 

フィリップ カレッジリング

B.LEAGUEの野獣

B.LEAGUEに「野獣」が参戦しました!

フィリピン人のサーディ・ラベナ選手(フェルディナンド・クリソローゴ・ラベナIII世)

今年6月にB.LEAGUE西地区の三遠ネオフェニックスとアジア特別枠で契約しました。

 

 

以下、wikipediaとチームHPより

 

フィリピン・イロイロ生まれ。24歳。アテネオ・デ・マニラ大学ではフィリピンのインカレに当たるUAAP選手権で3連覇に貢献し、3年連続でファイナルズMVPも受賞。また、フィリピン代表にも選ばれ、2019年ワールドカップアジア予選にも出場。

身長189cmとバスケ選手としては中背ながら97kgのしっかりした体幹で素晴らしい身体能力を持つそうです。

日本ではあまり知られていませんが、フィリピンはアジアのバスケ大国で、バスケットボールは国技でもあります。

 

WIBAランキングで30位のフィリピンは40位の日本の格上で、国内唯一のプロスポーツリーグPBA(Philippine Basketball Association)は、フィリピン国内で圧倒的な人気です。

 

ワタクシ、ラベナ選手のプレイを見てみたいと思うのですが、ネオフェニックス所属となるとなかなか観戦の機会がなさそうです。

 

このラベナはPBAを経由せず、直接B.LEAGUEチームと契約したというところで非常にレアなケースになります。これにはB.LEAGUEの長期ビジョンが背景にあります。

 

ひとつは、前年のバスケW杯で実感された国際的なフィジカル・プレイへの日本人選手の弱さの克服。

 

もう一つは、B.LEAGUEの長期的発展の為のアジア進出への足掛かりでしょう。

 

 

2019W杯で日本バスケ直近の課題として浮き彫りになった「フィジカルの弱さ」。ここでいう「フィジカル」とは噛み砕いて言うならば「当たりの強さ」です。そうです、バスケはコンタクトスポーツなんです。この解決には大きく二つの課題があります。

 

 

ひとつは、日本の審判がフィジカルコンタクトに対して変なフェアプレイ精神で神経質にファウルと取りすぎるので、日本選手はその基準でプレイをしてしまっている事です。この解決は比較的簡単です。審判基準を変えればよいのです。でも、国際的にどこまでの「当たり」ならOKなのか?そういうプレイを見た事もない審判団には、ルールブックの変更だけでは実践出来ないですよね?

 

そこでワールドクラスで通用している選手がB.LEAGUEに存在する事が不可欠になります。NBA所属の八村や渡邉が日本代表に合流し、練習試合をした時、真っ先にアピールしたのが「フィジカルコンタクトに対するファウル基準が変!」でした。

 

実際のW杯のゲームで、海外選手と互角に渡り合えたのは八村・渡邉・ファジーカスのNBA経験者3名だけで、篠山竜青や田中大貴などB.LEAGUEのスタープレイヤー達もW杯後に、「フィジカルに大きな課題を見た」と語りました。

 

そこで二つ目には、NBAやPBAなどグローバルスタンダードのフィジカルプレイ経験者をB.LEAGUEに多く所属させる事です。ラベナ選手は、フィリピン代表として出場したW杯で他国選手に競り負けず、十分通用した実績がありますので、審判団や他のB.LEAGUEプレイヤーに刺激を与えるでしょう。

 

 

もう一つの「アジア進出」については、長くなりますので、また別の機会に。

フィリップ カレッジリング