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皆様、明けましておめでとうございます。

 

本年もPhilip College Ringを何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 

コロナ禍での新年を迎えました。もはや緊急事態宣言一歩手前で踏みとどまっているという状況です。欧米では相次いでワクチン承認がなされ接種も始まりましたが新たな変異種の報告もあります。まだまだしばらくガマンですね。

 

 

さて【一年の計は元旦にあり】ってコトで、1月1日のブログは恒例の「フィリップカレッジリング今年の目標」です。目標と達成、そして次の目標設定には連続性が重要ですので、まずは去年の元旦に立てた目標と達成度を振り返ります。

 

 

＜＜2020のテーマ：その1＞＞技術革新をしないメーカーは死ぬ！

ローテク(機械・工具等)とハイテク(IT）2分野の革新を進める目標を立てました。

 

ローテク機器工具では数々の新兵器を導入しました。もちろん使い物にならないモノもありましたが、「当たり」の代表格は、アメリカ製FORDOMのシャフトモーターとドリルプレスです。

 

次いで、典型的ローテク「蛍光灯」！LED灯のちらつき、影が無くなり、精密作業精度が向上しました。

 

そして「真空器」。大型チャンピオンリングにありがちな内部ス穴残留物除去に活躍中です。

 

同じく内部ス穴残留物除去用兵器、イオン交換洗浄機もGOODでした。

 

外れは、、、ドイツ・エッシェンバッハ社製外科手術用ルーペ。。。焦点合わせがなかなか面倒で、ほこりかぶってます。

もうローテク分野の「新兵器」はほぼ趣味の領域ですので、今後もドシドシ新兵器のトライ＆エラーは継続します。

 

 

ハイテク分野では、3DCADソフト「Rhino Gold」の本格導入を果たせました。コロナ禍の折、Rhinoの販売会社の社員さんにリモート講習を受けて、かなり操作できるようになりました。来春納品予定のチャンピオンリングには、初めてRhinoでデザインした新作を作っています。

 

つまり、1.技術革新テーマは十分な達成度があったという事です。

 

積み残しの課題＝2021のテーマその1は、3DADソフトRhino Goldの習熟度アップです。Adobe Illustrator並に使いこなせるようになりたいです。

 

現在の3Dプリンタはまだジュエリー製作に完全活用できるレベルになっていませんが、近い将来必ず3Dプリンタで原型製作が出来る時代が近づいています。そうなると競合他社も含め、ほぼ多数のジュエラーが3Dプリンタを導入するでしょう。でも、ハードを導入すればいいってもんじゃありません。ハードウェアが同じなら、差別化・競争に勝ち抜く根拠は、やはり設計＝デザインです。つまり3DCADソフトウェアを使いこなし、斬新で精密なチャンピオンリング・カレッジリングのデザインが出来る事は将来の非常に大きな武器になるはずです。

 

 

 

 

＜＜2020年のテーマ：その2＞＞

楽天市場に出店します！

公式ウェブサイトも大規模リニューアルします。

動画を活用します。

 

 

Philip College Ring楽天市場ショップは、2月頃から制作に着手し、5月頃に仮オープン、10月にグランドオープン致しました。ちょっと時間が掛かりましたが、それでも年内にオープンし、初受注も入っています。

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もちろんまだまだ軌道に乗っておりません。2021のテーマその2は、楽天ショップを軌道に乗せる事です。これは2代目(息子)の主要テーマでもあります。

 

 

公式ウェブサイトの大規模リニューアルもしました。スマホ・タブレット・PCとサイトを見るディスプレイの大きさに合わせてレイアウトが変わる新テンプレートのレスポンシブサイトになっています。ただ、主要ページは新テンプレートに移行済みですが、一部商品ページなどがまだ移行完了していませんので、積み残し課題です。

 

2021のテーマその3は、公式ウェブサイトの新テンプレートへの移行完了

 

このテーマは、暖かくなるまで(春まで）に達成したいです。

 

 

動画の活用も積極的に取り組みました。you tube版カレッジリング博物館には計106本の動画をアップしています。閲覧件数は5,380回と非常に少なく、宣伝の役目は果たせていませんが、お客様への完成品報告にはとても役立っています。動画には写真では伝わらないリアル感がありますので。

 

そしてプロモーション動画も結構な再生回数が確保出来ており、ウェブサイトを「見て、読んでもらう」よりも短時間でPhilip College Ringの事をお伝え出来るツールになっています。

 

でも、動画制作には非常に手間暇がかかります。動画編集ソフトやyou tubeのシステムも完全に理解出来ているとは言い難く、「うまく活用している」と言える段階にはありません。

 

2021のテーマその4は、動画への更なる取り組みとなりますね。

 

 

 

＜＜2020のテーマ：その3＞＞

Philip College Ringの紋章を作りました。

カレッジリングのデザインに活用します。

 

紋章は既に動画のイントロやウェブなど様々なシーンに活用しています。そしてこの紋章をPhilip College Ringレディーメイドカレッジリング・シグネットリングに採用した新商品全30アイテム以上を楽天ショップで発売を開始しました。

 

クレストカレッジリング1001型　45,000円(税込)↓↓↓↓↓

 

クレスト・シグネットリングSig020型　34,000円(税込)

 

つまり<<2020のテーマその３>>はミッション・コンプリートです。これらの新商品を販売する2021のテーマその2は、楽天ショップを軌道に乗せる事に課題が引き継がれます。

 

 

さて、2020年の目標達成度は十分合格水準でした。今年2021年への積み残し課題をクリアすべく邁進するのは当たり前ですが、今年は大きな新たなテーマを掲げます。

 

 

 

 

2021のテーマその5は、工房の拡張・移転

 

もはや自宅改造工房では限界なのです。昨年秋頃から近くに一軒家を探し出しています。不動産屋さんは、私がサーフィン好きなので、海の近くの物件複数を紹介してくれましたが、辞退しています。まず海沿いは、塩害(潮害)でエアコン室外機・建物金具などの腐食が激しく、建物寿命が短いです。更に昨年だけではなく台風接近の際の風害、高潮被害も多発する沿岸部は安心して仕事出来る環境とは言えません。そこで、やはり現在地の山間部エリアがベストと考え、エリアを絞って更地・中古住宅を物色中です。

 

条件としては、

 

1.　静かな事

 

製作に伴う精密作業にも設計作業にも集中力が必須なので、雑音・騒音の無い事が物件の必須条件です。具体的には、風の音や鳥のさえずり以外の人工的な音(クルマの音や人の声）が【ごくたまにしか聞こえてこない】立地です。

 

 

 

2.　一軒家である事

 

工場として建物を建てるには、市街化区域指定の住宅地域は建てられません。また、工場は不動産価値が高くないので、住宅を工房に使うようにしたいと思います。いざとなれば、中古住宅として転売可能ですから会社として保有する資産価値が高いです。Philip College Ringの仕事では、プロパンガス・酸素ボンベ・エチレンガスボンベ、有機溶剤(アセトン)なども使いますが、いずれも一般住宅の基準をクリアする質量での操業が可能です。

 

 

 

3.　ワンフロア25畳＝45㎡＝14坪の作業スペース

 

現状の設備を移設し、且つ、将来導入したい3Dプリンタやレーザーマシンなどのフューチャースペースを考えると、最低でも45㎡のスペースが必要です。更に6畳程度の物置き(ケースや資材類の倉庫)、10畳程度のデスクワークスペース、そして6畳程度の休憩・仮眠スペースが欲しいです。つまり3LDKですね。更地が見つかり新築するならOKですが、中古物件の場合は必ずしも希望が満たされる訳ではないでしょうが、土地ごと持てれば将来的には建て替えも出来ますしね。

 

あっ、、、わたくし賃貸物件を借りる気は全くありません。

固定費を増やさない経営が好きです。

 

 

 

という事で、2021年の目標テーマをまとめますと、

 

2021のテーマその1は、3DCADソフトウェアの習熟度アップ

これ、ワタクシの個人目標になります。

 

2021のテーマその2は、楽天ショップを軌道に乗せる事

これは二代目の一大課題です。

 

2021のテーマその3は、公式ウェブサイトの新テンプレートへの移行完了

これはワタクシの作業になります。

 

2021のテーマその4は、動画への更なる取り組み

これはワタクシと二代目の両方の課題です。

 

2021のテーマその5は、工房の拡張・移転

これ、会社そのものの課題です。

 

更に、

2021のテーマその6、コロナに負けない

 

 

そしてPhilip College Ring永遠のテーマ、

男の指にカレッジリング！！王者の指にチャンピオンリング！！文化の醸成と認知の拡大

 

 

皆様、本年も宜しくお願い致します！！

「静かな」年の暮れが来ました。

 

 

今年のコロナ禍は言わずもがなですが、思えば昨年2019年は自然災害の年でした。相次いだ台風、洪水・強風被害がありました。気象災害は、日本だけではなくアジア各地・欧州・米州と世界規模でした。どれだけ文明が発達しても、感染症と自然災害には勝てない事を人類が痛感したこの2年間でした。

 

 

でも、対コロナではワクチン接種が始まりつつあります。

 

そして首相交代を契機に、ようやく日本が国家として温暖化対策に本腰を上げつつあります。

 

そうです！我々人類は、感染症や自然災害に苛まれながらも克服すべく進歩するのです。

 

それが人類の文明です。

 

 

 

Philip College Ringの2019年は、前半はやはりコロナに振り回されました。3月から5月まで海外からのサプライチェーンが断絶し、生産・納品に大きな支障が出ました。3月一杯は在庫もあり、何とか持ちましたが4月5月は苦しかったです。サプライチェーンが回復し出したのは6月、7月にはほぼ正常化しました。

 

主要顧客のB.LEAGUEさんは2018-19シーズンを中断し、同シーズンの優勝者無し＝チャンピオンリング無し。

 

最大顧客のプロ野球は、開幕が3か月も延期。2019シーズンのソフトバンクホークスさんのチャンピオンリングも1軍選手用は3月に納品しながらも、開幕延期に伴いお披露目の機会が消失。2軍選手・スタッフさんリングは納品延期、従業員さん用リングはサプライチェーン途絶で生産が大幅に遅れました。

 

福岡ソフトバンクホークス2019日本一チャンピオンリング

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しかしPhilip College Ringが苦しかったと言っても、当事者であるプロリーグ・球団さんの苦痛とは比べものにならないものでしょう。

 

日本プロ野球は、延期に次ぐ延期を経て6月に無観客試合で開幕し、7月8月と入場制限で多くの制約や手間暇をかけてシーズンを維持しました。きっと売上は大幅な減少で経費は増大だったでしょう。しかしプロ野球は世界的パンデミックの下でも「国民的娯楽」としての存在感を示したのです。この努力と勇気と姿勢には、わたくしも企業経営者の端くれとして大いに称賛するとともに、与えられた条件下での経営の見本を学びました。

 

そしてそのプロ野球開幕を見て、Philip College Ringでは完全にアンダーコロナの経営に舵を切り、「今できる事、前に向いてすべき事」を必死に行いました。お陰様で、年の後半はコロナ禍にありながら比較的順調な経営を維持出来ました。

 

全てのお客様・取引先様に感謝です。

 

 

今年5月に我が家にやってきた愛犬セージの存在も大きかったです。コロナ禍において「家に居る事」が全く苦痛ではない状況を作ってくれましたし、家族全員に癒しを与えてくれました。

セージが来た5/15は、緊急事態宣言真っただ中でした。

 

セージはコロナだから飼った訳ではなく、元々先代愛犬の黒ラブラドール「バジル」の10周忌を契機に2代目を迎え入れようと昨年から予定しており、近県の複数のブリーダーさんに打診をしていたところ、3月末に県内のブリーダーさんから「いい子が生まれたよ」と連絡を頂き、会いに行って譲って頂く事を決めて、生後50日を過ぎた5/15に迎え入れた経緯です。

 

息子(三男）もコロナ禍直前の1月に前職を辞し、新たな職探しを開始した所、コロナパンデミックで職探しもままならない状況下でしたので、世話を焼く必要があるセージの存在は大きかったです。息子は8月には新たな職も決まり、生き生きと仕事をしておりますし、帰宅するとセージと散歩・遊びと楽しみにしています。

 

コロナ禍で外出や様々な制限があり、ストレスフルな毎日ですが我々家族全員に癒しを与えてくれています。
 

セージは、11月に病気とケガがありましたが今は至って元気でやんちゃに戻っています。

 

 

皆様におかれましても今年、何にもストレスを感じていないという方はいらっしゃらないでしょうけど、制約制限の社会でも生き生きと生活しようじゃありませんか。それぞれの生き方を見つめ直す良い機会と捉えましょう。

 

 

年が明けたらコロナが消えて無くなる事はありません。コロナ克服は来年中に出来るかどうか？わかりません。それでも我々は、前を向いて進んでいくのです。

 

 

来年は、何があっても前向きな年にしようじゃありませんか！

 

良いお年をお迎えください。

 

 

2020年12月30日

有限会社フィリップカレッジリング

代表取締役　渕上　祥司