シーガルズが帰ってきました。
2011年(2012/1/3)から2014年(2015/1/3)まで続いたライスボウル4連覇が途絶えて以来7年ぶり、通算8回目のライスボウル制覇で「真の日本一」の座を奪還しました。
コロナ第3波が拡大するなか、マスク2重+消毒ジェル持参+クルマでのドーム往復と厳戒態勢でライスボウルに参戦したワタクシでした。本当の事を言うと、ギリギリまで行くかどうか迷っていましたが、やはりシーガルズの7年ぶりのライスボウルの舞台は観なければいけません!
以下、シーガルズ公式HPより試合経過などを転載します。
【1/3(日)ライスボウル vs.関西学院大学ファイターズ@東京ドーム】
V4を達成した2013シーズン以来の顔合わせ。試合開始の関学大キックオフでオンサイドキックから先制TDを奪われるも、すぐに逆転して後半は地力を見せて引き離し、7年ぶり史上最多8度目の優勝を果たしました。大会MVPには、後半最初のTDを決めたWR#26野崎貴宏選手が選ばれました。
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第1Q:関学大が試合開始のキックオフでオンサイドキックから先制TD(キックはDL#23BJがブロック)。オービックも最初のドライブでRB#43望月がTDを決めて、逆転。続いて関学大のパントをDL#20平澤がブロックして敵陣14ヤードでオフェンスにつなぎ、QB#11ジミーからTE#85ホールデンへTDパス。 オ14-6関
第2Q:残り35秒、関学大が84ydsTDラン(2ポイントのパスをDL#35佐藤がブロック)。2点差に迫られ前半終了。 オ14-12関
第3Q:WR#26野崎が53ydsTDパスキャッチ、WR#84西村が49ydsTDランと2シリーズ続けて得点して引き離す。終盤、自陣に攻め込まれたところでDB#21ブロンソンがインターセプト。 オ28-12関
第4Q:TE#85ホールデン がこの日2本目のTDを決めて突き放す。関学大が1TDを返すも反撃及ばず、試合終了。 オ35-18関
◆得点経過
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
オービックシーガルズ | 14 | 0 | 14 | 7 | 35 |
関西学院大学 | 6 | 6 | 0 | 6 | 18 |
終わってみれば35-18とシーガルズ圧勝に見えますが、実際にはファイターズの健闘が目立ったゲーム内容でした。
ファイターズはオンサイドキックやワイルドキャット・フォーメーションなどXリーグでは滅多に見る事の無い奇策を連発し、シーガルズを翻弄しました。いずれの戦術も、社会人チームには出来ない繰り返し繰り返しの綿密な練習をしないと出来ない精緻な戦術ばかりでした。
そしてファイターズのQB#3奥野耕世選手、ほんとうにいいQBです。奥野選手は2018年5月に社会問題化した「悪質タックル」受けた当事者で、その時腰を痛めましたが復帰後、ファイターズの主力QBとして3年間活躍し、4年生の今年、ライスボウルが最後の舞台でした。
170cm/76kgと非常に小柄ですが、ロングパスは力強い弾丸軌道、パサーが見当たらないとスクランブルで大柄な相手OL陣に突っ込むランもみせました。
残念ながら、卒業と同時にアメフト現役を引退すると報道されていますが、もし社会人チームで現役を続けるなら、間違いなく日本を代表するQBになる逸材です。
ファイターズは守備も良かったです。1-2Qのシーガルズはリーグ戦と同様にRB李卓を多用したラン主体の攻撃を仕掛けますが、ファイターズは人数を掛けて李卓を徹底マークし、さすがの李卓もなんとかヤードは稼ぎますがなかなか1stダウンまでつなげられず、2Qは得点を上げられませんでした。
そこで後半はQBロックレイからのロングパス主体の攻撃に変更し、WR野崎、WR西村、TEホールデンを走らせての得点と戦術変更をさせるほど、ファイターズの守備陣が「日本一のRB」「NFLに最も近い男」と言われる李卓を徹底的に封じ込め、苦しめた印です。
しかしやはり関学側には負傷者が3名でるなど、20歳そこそこで筋肉の付きもこれからの学生と、20代後半から30歳前後と最も体格が良くなる年齢の社会人とのフィジカルの違いは大きく、ライスボウルの今後の在り方を議論する必要性は変わりませんね。
さて、55000人収容のドームに8000人のみの制限は、ほんとうにスカスカでした。
アルコール販売は一切無し。飲食店舗も入場者数に比例して半分以下の営業。
システム上難しいのでしょうけど、アサイン(席割り)のマズさも目立ちました。前後左右1席づつ空けてチケット販売されているのですが、2列まるまる観客ゼロの列があるかと思うと、前後左右1席づつ空け=左右斜め1m以内の距離には人が座っているという状況があちこちに・・・
更にはブロックごとまるまる無人のエリアがあるかと思うと、それを囲って前後左右1席空けのブロックがその隣に????
でも、入場時に氏名・連絡先・席番号を記入した「入場記録シート」を記入し、「全席指定席です。感染症発生時の追跡に支障をきたしますので指定の席以外には絶対に座らないで下さい」と繰り返しアナウンスがあり、スタッフも巡回してカップルや家族も席を離れて座るよう指示しているので、席を動く訳にもいきませんでした。
しかし主催者側もクラスターなど絶対に出さないよう厳戒態勢で臨んでいるのでしょう。入場記録カード記入レーン、検温レーン、手指消毒レーン、そして通常の手荷物検査レーンとチケット確認レーンと5重の入場レーンに更に館内巡回警備員や密対策防止の整理員配置など、入場者減=収入源なのに経費増大と興行的にはマイナス要素だらけ。
早く、この不便で不経済な観戦に終わりを告げてほしいと切に願います。
あっ、、、チアのオネーチャン達の動画撮りましたので後日youtubeにアップしてブログにも掲載しますね。