「静かな」年の暮れが来ました。
今年のコロナ禍は言わずもがなですが、思えば昨年2019年は自然災害の年でした。相次いだ台風、洪水・強風被害がありました。気象災害は、日本だけではなくアジア各地・欧州・米州と世界規模でした。どれだけ文明が発達しても、感染症と自然災害には勝てない事を人類が痛感したこの2年間でした。
でも、対コロナではワクチン接種が始まりつつあります。
そして首相交代を契機に、ようやく日本が国家として温暖化対策に本腰を上げつつあります。
そうです!我々人類は、感染症や自然災害に苛まれながらも克服すべく進歩するのです。
それが人類の文明です。
Philip College Ringの2019年は、前半はやはりコロナに振り回されました。3月から5月まで海外からのサプライチェーンが断絶し、生産・納品に大きな支障が出ました。3月一杯は在庫もあり、何とか持ちましたが4月5月は苦しかったです。サプライチェーンが回復し出したのは6月、7月にはほぼ正常化しました。
主要顧客のB.LEAGUEさんは2018-19シーズンを中断し、同シーズンの優勝者無し=チャンピオンリング無し。
最大顧客のプロ野球は、開幕が3か月も延期。2019シーズンのソフトバンクホークスさんのチャンピオンリングも1軍選手用は3月に納品しながらも、開幕延期に伴いお披露目の機会が消失。2軍選手・スタッフさんリングは納品延期、従業員さん用リングはサプライチェーン途絶で生産が大幅に遅れました。
福岡ソフトバンクホークス2019日本一チャンピオンリング
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しかしPhilip College Ringが苦しかったと言っても、当事者であるプロリーグ・球団さんの苦痛とは比べものにならないものでしょう。
日本プロ野球は、延期に次ぐ延期を経て6月に無観客試合で開幕し、7月8月と入場制限で多くの制約や手間暇をかけてシーズンを維持しました。きっと売上は大幅な減少で経費は増大だったでしょう。しかしプロ野球は世界的パンデミックの下でも「国民的娯楽」としての存在感を示したのです。この努力と勇気と姿勢には、わたくしも企業経営者の端くれとして大いに称賛するとともに、与えられた条件下での経営の見本を学びました。
そしてそのプロ野球開幕を見て、Philip College Ringでは完全にアンダーコロナの経営に舵を切り、「今できる事、前に向いてすべき事」を必死に行いました。お陰様で、年の後半はコロナ禍にありながら比較的順調な経営を維持出来ました。
全てのお客様・取引先様に感謝です。
今年5月に我が家にやってきた愛犬セージの存在も大きかったです。コロナ禍において「家に居る事」が全く苦痛ではない状況を作ってくれましたし、家族全員に癒しを与えてくれました。
セージが来た5/15は、緊急事態宣言真っただ中でした。
セージはコロナだから飼った訳ではなく、元々先代愛犬の黒ラブラドール「バジル」の10周忌を契機に2代目を迎え入れようと昨年から予定しており、近県の複数のブリーダーさんに打診をしていたところ、3月末に県内のブリーダーさんから「いい子が生まれたよ」と連絡を頂き、会いに行って譲って頂く事を決めて、生後50日を過ぎた5/15に迎え入れた経緯です。
息子(三男)もコロナ禍直前の1月に前職を辞し、新たな職探しを開始した所、コロナパンデミックで職探しもままならない状況下でしたので、世話を焼く必要があるセージの存在は大きかったです。息子は8月には新たな職も決まり、生き生きと仕事をしておりますし、帰宅するとセージと散歩・遊びと楽しみにしています。
コロナ禍で外出や様々な制限があり、ストレスフルな毎日ですが我々家族全員に癒しを与えてくれています。
セージは、11月に病気とケガがありましたが今は至って元気でやんちゃに戻っています。
皆様におかれましても今年、何にもストレスを感じていないという方はいらっしゃらないでしょうけど、制約制限の社会でも生き生きと生活しようじゃありませんか。それぞれの生き方を見つめ直す良い機会と捉えましょう。
年が明けたらコロナが消えて無くなる事はありません。コロナ克服は来年中に出来るかどうか?わかりません。それでも我々は、前を向いて進んでいくのです。
来年は、何があっても前向きな年にしようじゃありませんか!
良いお年をお迎えください。
2020年12月30日
有限会社フィリップカレッジリング
代表取締役 渕上 祥司