6/18日経朝刊のトップ記事
「行政手続き オンライン完結1割未満」の見出し。
当ブログで何度も何度も指摘している「お粗末オンライン行政」がついに全国紙のトップ記事になりました。契機はコロナ問題の給付金システムの不備です。
とにかく、基本設計思想がなってないです。オンラインで完結せず、なにがなんでも役所の窓口に業務をさせようという根本を変えないと、今回のコロナ禍のような「いざ」という時に機能しないのです。
各省庁別のオンライン完結割合を細かくみると、、、
財務省の24%が最も高い割合です。これは、確定申告や法人税申告などのシステムが結構進んでいるからです。Philip College Ringも数年前から決算時はe-TAXで申告しています。
厚労省の11%は、今回のコロナ禍で給付金系システムが追加されたので、なんとかフタケタってとこでしょう。オンライン行政の旗振り官庁の経産省はたったの7.8%。他の省庁は四捨五入で0%。お話しになりません。
ワタクシ、知り合いにお役人はごくごく少数と何人かの教員出身の人が何人かいます。彼らに共通するのが「紙書類」重視。なんでもかんでも紙に出力するクセがあり、文書や封筒にハンコ押すクセもあります。これ、悪気はまったく無いのがわかりますが、お役人の「紙・ハンコ文化」のクセですわ。
「紙文化」「ハンコ文化」と言えば聞こえがいいですが、ようは雑用で公務員雇用を維持する基本設計思想を変えないと。。。
今やクルマの新車購入手続きさえネットで出来ます。保険の手続きもネット完結で、会社・個人ともに活用しています。ネットバンキングの利便性は日々進化しています。
Philip College Ringも数年後には、ネット上でカスタムメイドのデザイン化が出来るように研究を開始しています。資本金300万円の零細企業ですが、官公庁のオンライン化速度には負けない自信あります。