沖縄県に豪雨をもたらし、けが人も出た台風9号は中国上海周辺に上陸し、そのまま黄海沿岸を北上しています。
そして、台風10号は小笠原諸島近海で停滞中。
上図ではわかりませんが、詳細図を見ると時速10km前後の自転車並のスピードで右に行ったり、左に行ったりフラフラと小笠原諸島南部に停滞しています。
停滞=発達を意味します。
8/10朝時点で965hp、最大瞬間風速50m、暴風域は半径150km(直径300kmエリア)ですが雲の集まりが大きく、風速15m以上の強風域は半径約600km=直径1200km範囲と日本列島の約半分を覆う大きさになっています。
気圧配置を見てみましょう。
台風8号崩れの前線を伴った低気圧は北海道の東海上に。
図からはみ出した東に太平洋高気圧の中心。
秋田沖にも小さな低気圧はありますが、日本本土はほぼ全域が太平洋高気圧圏内。
10号が気象庁予想進路のように進むと、来週木曜あたりに九州・四国に直撃の恐れあり。そしてこの台風は半径600km程度の強風域と雨雲を伴っているので、仮に四国に上陸したとしても関東地方まで強風域に入り、災害級の雨風を日本の西半分にもたらすかもです。
そして海。
もう、大荒れです。
既に8/7(水)から東向きの千葉一宮海岸にも頭程度の台風うねりが到達しています。そして波情報によると、南向き海岸の各地では、ダブルオーバーヘッドの「時化」状態になっています。
先日のブログでもお伝えしました。
このお盆の連休中、そして来週後半まで海のレジャーは要注意。
湾内の海水浴場でも、手に負えない人間の背丈より高い波が【突然】やってきます。晴天、猛暑日ですので波打ち際で遊びたいですよね・・・・・でも、小さなお子さんなどは「ショアブレイク」という波打ち際ギリギリのところで頭以上の波に飲み込まれ、毎年死者が出ています。
本当に注意してください。