昨日のブログで注目していた南海上の低気圧が、熱低をスキップしていきなり台風22号マントックになりました。
この台風、今後かなり勢力を強めるでしょう。
先般、関西地方に大被害をもたらした21号と同じか近いパターンになりそうなんです。
日本付近気圧配置図では、台風が遠すぎてはまだしちゃってるのでわかりません。
広域気圧配置図と海水温図を見てみましょう。
日本の南東海上に居座り続け、今年の夏に猛暑をもたらした強烈な太平洋高気圧は未だ健在。そうすると22号は、太平洋高気圧の端の東西に延びる等圧線に沿ってしばらくゆっくりと西進。この海域は30℃超えの暖かい海域ですので、猛烈に発達するという関西に被害をもたらした21号と同じ発達過程を辿るはずです。
気圧配置は3-4日単位で大きく変化する事が多いので、現時点では正確な進路予測は難しいですが、以下のように3パターンの進路が考えられます。
来週中旬まで4-5日掛けて北緯20度線下をゆっくりと西進して猛烈に発達。
火曜か水曜頃に北緯20度線を越えて北上開始。
この時点での太平洋高気圧含めた周辺の気圧配置が不明ですが、
進路A(確率30%) 高気圧が大きく西にズレてきて、22号はそのまま南西諸島を横断して東シナ海へ。
進路B(確率40%) 現状の気圧配置図が大きく変化しないとすると、21号とほぼ同じ進路で西日本へ。これ、マズいですね。
進路C(確率30%) 高気圧は東にずれ、22号は大きくカーブして東日本に接近又は上陸して北東進。これ、従来の典型的秋台風のコースですが、今年はヘンテコな進路の台風が多いので、確率を高く設定出来ません。
波乗りの方は、22号が進路を変えだす来週水曜頃から波長の長い、遠くからのさほど大きくないうねりが日本の太平洋岸に届き始めるでしょう。それまでは前線の影響もあり、スモールコンディションです。