気圧配置図に大きな変化が。
日本列島全域を覆っていた超強力太平洋高気圧が衰弱しつつあります。
そして、日本のはるか東海上に台風11号が発生しました。
この11号、高気圧の等圧線に沿って北東進すると、水温の低い北海道沖に突入しますので、その時点で消滅するでしょう。
中国華中には、台風10号から変わった熱低(!?)があります。北京のすぐ近く、青森県と同じ緯度にありながら994hpと台風並み勢力を維持しています。元が920hpまで下がった台風ですからねーー。
さて、注目はグアム島周辺の熱低。
これ、数日中に台風12号になります。
そして、外房気象波浪研究所の進路予測図↓↓↓↓↓。
大型の太平洋高気圧から分離して、九州の南海上に中心を持つ小さめの高気圧の東側のフチに沿って北東進するでしょう。問題は、その後。現状の高気圧位置にズレがなければAコースを辿り、北海道沖の水温の低いエリアで消滅しますが、この高気圧が衰弱するとかもう少し南に下がってしまうと、小笠原諸島東海域でBコースのように北西進路を取る可能性があります。
そうすると、関東から東海にかけての日本本土上陸の可能性アリです。水温がさほど高くないエリアを通りますので、災害レベルまで発達はしないでしょう。猛暑でカラカラの日本本土に適度な雨をもたらしてくれるかもです。
波の方は、東海上の11号のうねりが早ければ明日7/25には南東うねりとして入りだします。週末には、まだ熱低ですが近く発生するはずの12号からの南うねりも加わり、波が豊富な今週後半になりそうです。