ブラックライト

ストーン上にエンブレムを装着した場合、エンブレム周囲に特殊な透明保護膜を付けます。これは、エンブレムの角が衣服などに引っ掛かるのを防止する為ですが、接着を補強する効果もあります。

 

以前、エンブレム付きのリングを着けたまま長袖衣服を脱着の際に、エンブレムの角が衣服をかぎ裂きにしてしまったという事例があり、その対応策として7-8年前から採用しています。

 

エンブレムには、裏面に「ポスト」という針が付いていて、石に穴を開け、そのポストを差し込み、工業用接着剤でポストとエンブレム裏面を接着します。

 

更に周囲を紫外線で硬化する透明樹脂で薄く覆うものです。

 

あるリングの最終加工で、そのエンブレムの保護膜をブラックライト(紫外線)に当てて硬化させているところです。

石は赤のルビーのように見えますね。

 

どう見てもルビーです。↓↓↓↓↓

 

でもブラックライトを消すと、

実は人工サファイヤ=青の石でした。

人工サファイヤは、コランダムという鉱物の組成を人工的に再現したものなので、それに含まれるクロムが紫外線のスペクトルに反応して赤く見えたものでですの、まぎれもなく人工宝石です。青色クリスタル(ガラス)では、こうなりません。

フィリップ カレッジリング

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