ダイオプサイドという鉱物があります。
日本語では、透輝石(とうきせき)英語でdiopside。
ケイ塩酸鉱物の一種で、カルシウム、マグネシウム、クロムなどを含みます。
クロムが多めだとグリーン、マグネシウムが多めだとブラックになり、特にマグネシウムが多くカルシウムが少な目の組成だと透明感があり、光を当てるとスター状の輝きを持ちます。日本では知名度がありませんが、欧米ではメンズ向けジュエリーに人気の石です。
Philip College Ringでは、ブラックサファイヤ・ブラックスターサファイヤのご注文を多く頂きますが、いつも調達に苦労します。
ある時、海外の宝石バイヤーとその話しをしていたら、「ダイオプサイドを使ってみたらどうだ?」と言うのです。
ワタクシ、ダイオプサイドという石そのものを知りませんでした。。。
勉強不足デス。
早速、試しに2石のブラックスターダイオプサイドを調達。
ひとつは約20ct、もうひとつは15ct程。
まず大き目の20ctの石の写真です。
すこしづつ傾けて角度を変えて写真を撮りました。
石に輝く縦筋の光が動いていくのに注目下さい。
次に小さめの15ct石。
こちらは、大き目の石に比べてスター状の輝きが少な目です。
今度、試しにリカットしてみようと思います。