先日、ネットニュースで面白い記事を見ました。
プロ野球12球団の、3年間の成績推移。
その記事の数字に、ワタクシが順位推移や株主などを加えて表にしてみました。
まずセリーグ。
カープの強さが目立ちますが、大注目はベイスターズ。3年間成績では勝率5割を切っていますが、昨年2017年シーズンだけ抽出すると勝率.529でカープに次ぐ数字になります。ラミ監督采配に若手の台頭、筒香など主力の定着は2018シーズンに充分な期待を抱かせます。
パリーグ。
ホークスはダントツの成績。まあ、今シーズンも盤石というところですが、少々心配なのは主力の高齢化。マリーンズは、3年成績や去年の実績からすれば、優勝確率は×ですが、ここは井口新監督に期待で△印にしました。
こうしてみると、もう一つの側面が見えてきます。
株主の要素。
チームが優勝すると、当然ですが株主企業も大きな宣伝恩恵を受けます。
携帯電話会社3位のソフトバンク、アマゾンなどネット通販企業間の熾烈な競争環境にある楽天とDeNAには、子会社であるプロ野球チームの活躍は、親会社への直接的な業績貢献になります。親会社として支援にも力が入るはずです。
読売新聞は全国紙、日本TVは民放1位のキー局の讀賣Gは、自社メディアの最強コンテンツがジャイアンツです。全国展開の食品メーカー3社、日本ハムとロッテ、ヤクルトもチームが優勝すると少なからず貢献度がありますね。
さてさて私鉄2社、阪急阪神と西武。
しかし、この2グループはローカルエリア展開の鉄道以外に、ホテル、百貨店、その他の全国展開コングロマリットですので、当然
チームが優勝すると、様々が好影響があるでしょう。
問題は、中日ドラゴンズ。中日新聞と名鉄は、中部地区のみのローカルコングロマリット。親会社として、チーム強化への投資モチベーションが一番低く見えます。でも、今シーズンは松坂投手を獲得し、注目度アップ!
オリックスは、総合金融企業で、一般消費者向けのビジネス展開をあまりしていません。プロ野球は、宮内オーナーの道楽って感じでしょうか?
以上