久しぶりの工具紹介シリーズです。
アーク溶接機を先にご紹介しましたが、従来の主役はバーナーでの溶接。
酸素溶接機とガス溶接機の2種があります。
こちらが最も古い溶接機。
モーターで空気を送り込み、ガスと併せて燃焼させるタイプ。
でも、温度が低め(それでも1000℃位)なのと、炎がやや太いのが欠点。
その欠点を克服したのが酸素溶接機。
華奢に見えますが、こちらの方が高温高性能。
酸素溶接機を扱うには免許が必要です。
「ガス溶接溶断技能士」の資格。
2日間の講習と実技を受け、受からねばなりません。
もちろんワタクシ、持っております。
温度は2000℃近く、先端も何種もあり、用途に応じて細い炎や太目の炎などを出せます。
でも、細部溶接にはアーク溶接機に軍配があがりますけどね。
これが溶接する際の補助具。
下の小さな穴の開いた板はセラミック製の「ハニカムブロック」。
熱を逃がしやすい耐火ボード。
小皿に載っている粉末は、石綿。
昔はアスベストを使っていましたが、規制されていますので、今はアスベストを含まないセラミックウールという石綿です。
こんな感じで母材(リング)を保持して、炎を当てます。
カメラで撮るには最低でも片手がふさがるので、作業の写真は撮れません。