工具紹介シリーズ:アーク溶接機その2

アーク溶接機の細部をご紹介しましょう。

 

一番重要な部分。

ペン。電極はマイナス。

 

銅製のクリップはプラス極です。

 

こういったように溶接する母材(リング)にクリップを止め、、、

 

溶接したい部分をペン先に軽く接触させます。

 

接触する瞬間にプラズマが発生し、顕微鏡はシャッターが閉じます。そうしないと、超明るいプラズマを拡大してみてしまうと、目がやられちゃうからです。また、プラズマが発生する直前にペン先の元からアルゴンガスを噴出し、溶接部分周囲の炭化を防止してくれます。

 

接触→プラズマ発生までコンマ数秒のタイムラグ中にアルゴンガス噴出→顕微鏡のシャッターを閉じる→プラズマ発生・・と制御してくれます。

ペン先はタングステン製。

コレットチャックになっていて、様々な太さのペン先を装着出来ます。

 

用途に合わせて、色々な太さのペン先があります。

タングステンは非常に硬いので、ペン先を尖らせておくためには、通常の金銀用のヤスリでは効きませんので、工業用ダイヤがついた専用の工具で研ぎます。

 

まだまだこのアーク溶接機を完全に使いこなせておりません。

勉強ちぅデス。

 

 

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