アーク溶接

「アーク溶接機」が欲しいデス!

 

アーク溶接とは、プラズマ溶接とか電気溶接と言って、火を使わず、空気中の放電現象(アーク現象)を利用して同じ金属同士を接合するものです。

 

放電によって得られた高熱で金属を分子原子レベルで融合一体化するもので、ろう付けなどの溶接(接合)とは全く違うものです。

 

従来は、自動車の車台・車体、船舶、航空機、建築物のような強度を求められる大きな金属の溶接に使われてきた技術ですが、ドイツのPUKという精密機器メーカーがIT向け基盤や歯科技工、ジュエリーなど小さな金属向けの溶接機を開発しました。

 

これ実際にジュエリー工房で使われている写真デス。

 

ジュエリー向けにアーク溶接を使う最大のメリットは、宝石に影響を与えずに溶接が出来る事。

カレッジリングは、人工石(宝石の成分を人工的に組成した石)・天然石を多用します。常々の悩みは、石を載せた後の溶接作業。

石に直接火をあてると、割れたり濁ったりしますので、石を外したり、石部分のみアスベストなどに浸して熱を逃がして作業したり・・・とかなりの手間暇と石割れのリスクを伴うものです。

 

このアーク溶接は、そのリスクや手間暇を一挙解決してくれるもの!!

 

欲しい、、、、

でも高い・・・

そして、アーク溶接には労災の危険もあります。アークの発する強烈な紫外線で目や皮膚がやられたり、溶接時に発生する酸化鉄ガスを吸い込むとじん肺になったりします。また、シールドガスとしてアルゴンガスを使用するので危険物の免許も必要。。。

 

大型金属のアーク溶接機を扱うには、厚労省の認定機関による講習と実技の「アーク溶接作業者」の資格も。。

 

迷っています。。。

フィリップ カレッジリング

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