台湾から中国大陸に上陸してしまった台風12号、ハワイ沖で発生して日本に接近せずに消滅した台風13号、そんでもって先日フィリピン沖で発生した台風15号・・・・・
現在は沖縄周辺に17号、ミッドウエー海域に16号が・・・・・
んっ？？
う~、う~、14号はドコいった？？？
なんと、14号は8/20夜にハワイ西で発生(発生は正確ではありません・・）し、約6時間後の消滅してしまったのデス！？
東経180度線×北緯20度線下にチョビっとある緑マークが発生、黒点が消滅。
実は、この14号、「越境台風」っていうんデス。東経180度線よりアメリカ側でハリケーンとして発生し、東経180度線を越えた時点で台風と認定されたという制度上の台風。生まれは西経、ハリケーンですが日付変更線(西経0度線・東経180度線）を越えて台風に名前が変わった・・ってヤツ。
夏休みにハワイ旅行された方は、現地ニュースなどで「Tropical Storm」という言葉を頻繁に聞かれた事があるでしょう。
中南米沖の太平洋で発生した熱低の事。
これが1000hpを下回るとハリケーン。
ハリケーンは、アメリカ大陸の太平洋岸と大西洋岸で発生する大型低気圧の事。
大西洋の赤道付近で発生し、アメリカ本土に北上するハリケーンが有名ですね。
ニューオリンズに壊滅的被害をもたらしたカトリーナとか・・。
でも、太平洋側でもほぼ同等数発生しています。
今回の14号は、西経140度線当たりで発生し、珍しく西進したものが東経180度線を越えたので、呼称上で台風になったもの。
直前の13号も同じで、この二つのようなハリケーンが東経180度線を越えたものを「越境台風」と言います。
越境台風は、年1-2個あるようです。
ちなみに北緯0度線以南、つまり南半球で発生するのはインド洋でも太平洋でも大西洋でも全て「サイクロン」です。
南大西洋のハリケーンに？がついているのは、何故だかほとんど発生しない為だそうです。