熱帯じょうらんとは、「熱帯低気圧の種」の事デス。
950hpとかなり強烈な台風11号ウトアは、香港周辺に上陸。
台湾周辺にあった小さな高気圧は、消滅し、日本の南海上は、等圧線の空白地帯になりました。
この一般的に見なれた天気図(気圧配置図)は、Yahoo天気のモノですが、ワタクシはブログ用に皆さんが見やすいようこの天気図をアップしていますが、「外房気象波浪研究所」としては別の3種のモノを見て、波予測をしております。
ひとつは、ひまわり衛星画像
もうひとつは、気象庁発表のアジア広域詳細気圧配置図
この2つを併せて見ると、熱低のタネ=熱帯じょうらんが見えて来ます。
北緯20度線(フィリピン・ルソン島と台湾の中間の横線)と東経140度線(関東地方を縦断する縦線)が交差するやや下あたりに、濃い白い雲が反時計回りに集まり出しているのです。
そんでもって3つ目の東アジア海水温分布図を見ます。
同じく北緯20℃東経140度付近は、30度を超える最も水温の高いエリアですので、集まり出している雲(ようは積乱雲デス)は、更に周辺の水蒸気をどんどん吸収して、後1-2日で大きな熱帯低気圧になり、更に1-2日後には台風12号になるでしょう。
更にこの段階で大まかな進路も見えて来ます。
東側にある太平洋高気圧の等圧線の淵(茶色線)を避けるように、且つ海水温の高い北西海域に進むハズです。
ただ、この予想は2-4日後まで現状の気圧配置が続いている事が前提で、通常は4-5日経つと、気圧配置が大きく変わって来てしまいますので、その後の進路はフメイ・・・・
いずれにせよ、次の台風は北緯20度線を越え、東経130度と140度の間の「ホットエリア」に侵入してきます!!!
ホットエリアに台風が来ると、日本の太平洋側のサーファーに、待ちくたびれる程待っているタイフーンスウェルを送り込んで来るのデス!!!
期待、キタイ、きたい!