指サイズのフィッティング- 【その1】

3月に入り、すごく春めいてきましたね!
でもまだまだ気温低いデス。

 1月~2月の寒い冬に、目立って増えるのがお納めしたカレッジリングの指サイズについてのサイズ直しご依頼。それも「緩いのでサイズ下げて・・」のご依頼。

こういったご依頼でお直しした後、夏場になって「申し訳無いけど、太ったみたい・・カレッジリングがキツいので今度はサイズ元に戻して・・・」というケースが後を絶ちません。
もちろんサイズのお直しはキチンと致します。。。。
がっ・・・・
やはり、1回以上サイズ直しをしますと、溶接部分の金属疲労があり、将来割れてしまったり、その部分だけうっすら色が変わっちゃったりすることがありますので、出来ればサイズ直しは、あまりしない方がヨロシです。
サイズ直しの原因については、個人個人様によって状況は色々です。実際に太られたりする場合もありますが、最も多いケースが寒暖の差による指サイズの自然増減です。ワタクシも指輪ばかり作っておりますので、今までの様々な経験から総合しますとですね、要素として、

「季節によっての気温変化=体温、血圧による指サイズ変化」

「測り方の問題」
「フィッティングの問題」
の3つの要素があります。
わたくし達の指サイズはだいたいプラスマイナス1号前後(個人差有り)変わります。つまり、ジャストフィットが21号の場合、最大22号から最小20号まで変化してしまうのです。
例えば、冬場の寒い時、手足が冷たくなってしまっている際には、20号。
お酒を飲んで血行が良い時やお風呂上がり、真夏の暑い時は22号。
従いまして、冒頭のように寒い時にサイズ下げて・・・のご要望のお客様は、だいたい暖かい時にサイズ計測をしてご注文頂き、お納めしたお客様のご要望なんです。つまり、上の例で言うと22号の時に測ってご注文頂いて、寒くなり20号になってユルユル・・・・
このような状況を防止するベストの対策は、「サイズゲージで複数回計測する」です。
食前、食後、入浴後など。
それと測り方が正確でないとイケマセン。
サイズゲ^-ジをお貸しするお客様には、「サイズゲージ使用マニュアル」も同封してお送りしていますので、是非それをじっくりお読み頂き、ジャストフィットサイズをお測り頂きたいと思います。
以下に、簡潔にまとめました。
正確ではない測り方とは、サイズゲージの束が手のひら側に来てしまって測る事を言います。手のひら側だと、握りこぶしを作れません。どうしてもジャストフィットより大きく測れてしまいますのでご注意を!
またPhilip College Ringが貸出ししたサイズゲージじゃ無く、お手持ちのゲージや町の宝飾店さんなどで測った場合は、逆にジャストフィットより小さく測れてしまう場合があります。その原因は、コレ
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左の幅の広いゲージがカレッジリング用  右の細いのが一般的なサイズゲージ
ご存知の通り、カレッジリングは「極太リング」です。
左がラージモデル 中央スタンダードモデル  右、一般的な男性用ファッションリング
つまり一般的なサイズゲージは、一般的なファッションリング用のサイズが測れてしまうので、そのままのサイズでカレッジリングをお作りすると、キツ過ぎてしまいます。
長くなりましたので、続編を明日のブログで・・・・
フィリップ カレッジリング

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