若いジュエリー職人さん達への苦言と提言

 Philip College Ringのサイトやブログの愛読者さんにご同業のジュエリー業界の方々も多々いらっしゃるようです。

ただPhilip College Ringは、「ジュエリー」かと言うと、そうとも言えますけど・・・どちらかと言うと記念品としての性格が強いモノですけども・・・・貴金属と宝石を使用する・・ってコトではジュエリーかもしれません・・・・が、しかし・・・・
まっ、いいか♪
Sorega Doshita♪
そのご同業者さん(と思われる方も含む)から、イロイロと技術的な面でのお問合わせを頂く事が多くあります。中には、「注文するよっ!」ってな感じの「なりすまし顧客」として色んなお尋ねをしてくる、チョット悪質な方も・・・・・
研究熱心な事は良いコトです。
ワタクシも、他社さんのサイトなどをじっくり拝見して研究させて頂くこともあります、、、、が、、ほとんどが英米のカレッジリングや記念品業者さんのサイトですけど。。。。
でも、「なりすまし」のような悪質な事をしてはイケマセン。
かなり前ですが、ある業者さんが「オタクにタクサン注文するよっ・・」みたいなお話しを頂き、あるリングのサンプルを貸してチョ・・・ってなコトだったので、お貸ししました。しばらくして戻ってきたら、ゴム型に使うラバー片が彫刻の角などアチコチにくっついていました。。。。。。
つまり、ウチのカレッジリングの型を取って、盗用しようと。。。。。。。
これ、法律違反。
盗作。
まあ、ゴム型から普通のロストワックス型を作って鋳造しても、そっくりそのままにもなりません。
鋳造法が違いますから。。。
でも、これ、完全悪意ですね。
このような悪意の業者さんはさておき、日本の若い職人さん達に苦言と提言を申し上げます。
研究は良し、盗作はダメ。
技術を学びたければ、外国に行きなさい。
カレッジリングならアメリカやイギリス。
ゴールドジュエリーならイタリアやスペイン。
カラーストーンジュエリーならタイやトルコ。
ダイヤモンドならベルギー。
日本は、宝飾品後進国です。
歴史が違います。
貴金属装身具の歴史は、わずか半世紀。
地中海沿岸諸国では、クレオパトラの時代からジュエリーを作っていました。
コックさんやパティシェさんでも、フランスやイタリアに単身修行に乗り込んで、技術を身に着けて日本に戻ってきて、名を成す方々がいますよね?
なぜ日本のジュエリー職人さん達は、海外に修行や勉強に行かないのでしょうか?
「フランスで修行したパティシェさん」「イタリアのレストランで働いていたコックさん」は、聞いたコトありますけど、「イタリア帰りのジュエリー職人」って聞いたコトありません。。。
パクリで通用するほど、マーケットは甘くありませんよ!
そんな事では、日本のジュエリー業界の将来は暗いデス。。。
フィリップ カレッジリング

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