金属アレルギー

お客様からたまに受けるご相談で、

「金属アレルギーがあるがどうしてもカレッジリングを購入(着用)したいがどうすれば・・・・」
という主旨の内容。
まず基本的な金属アレルギーのご説明をして、その上でどんな素材のアクセサリーを着けた時に反応するか?を伺いながら、アレルゲン物質を突き止めて行くようにしています。
基本的なお話しとは、、、
医学的な定義での金属アレルギーでは、ニッケル・クロム・コバルトの3種のみで、金銀プラチナはアレルゲン物質では無い・・・という事です。
それとご本人の体質との相性です。
それでも「シルバーアレルギー」が一般的に認知されていますが、それはシルバーの表面が硫化(一般的には酸化=黒ずむ)した硫化物質で、皮膚炎になったりかゆみを感じたりする事を指します。
ごくまれに銅に対するアレルギーを持った人もいらっしゃいます。
金・白金(プラチナ)は、ほぼアレルギーは起こりません。
ここまでが基本的なオハナシ・・・
その上で、
例えば、
「10金や14金はダメで18金ならOK・・・・」というお客様の場合。
まず銀のアレルギーです。
10Kや14Kは、Au(金) Ag(銀) Cu(銅)の合金
18Kは、Au75% Cu25%
銅:Cuは、比較的アレルギー発生の少ない金属ですから、まず銀のアレルゲンでしょう。
この場合の解決策は、18K素材、又はシルバーや10K14Kでも弊社のホワイトゴールドWG素材にして頂く。
「(他社製)ホワイトゴールドでもダメ・・・」というお客様の場合、まずニッケルのアレルギーです。
市販のWGの多くは、Auに白色を出すためにニッケルや亜鉛を混ぜた合金だからです。この場合、Philip College RingのWGやYG、925ならまず大丈夫。その理由は、上記の「Philip College Ringのホワイトゴールド素材について】をお読み頂ければ御分かり頂けるはずデス。
「シルバーでも、アレルギーが出る場合と出ない場合がある・・・」というお客様。
この場合も多くはニッケルが原因です。きっと925/950/1000以外の銀配合の少ない”SILVER”という品位表示のモノでしょう。925/950/1000以外のシルバー製品は、ニッケルやアルミニュームが混入してあります。この場合、925ならまず大丈夫です。
「金メッキがダメ」というお客様も、ほぼニッケルが原因です。金メッキの下地メッキにニッケルを使用する場合が多いからです。Philip College Ringの金メッキは、ニッケルを使用しませんので、まずアレルギーが出ません。
簡単な金属アレルギー判定法をお教えします。
比較的時間がある時にお試し下さいね。
1円玉を30分以上脇に挟んでおく。
これで痒くなったり、肌が赤くなったらニッケルアレルギーです。
10円玉で同じコトをする。
これでアレルギーが出たら、銅アレルギーです。
でもあくまでも簡易判定ですから、程度の低いアレルギーはわかりませんのでご注意下さいね。
いずれにしても、Philip College Ringでご注文頂く場合、御自身に金属アレルギーの不安がおありになる場合は、その旨御相談下さい。上記の簡易判定法以外のしっかりした方法でご対応致します。
フィリップ カレッジリング

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