新仕様 ガンメタ仕上げ【その2】

う~、う~、ようやく見つけた「ルテニウム」(ブラックロジウム)メッキ加工、なんとかモノにしたい・・・

探しました。見つけました!都内にHDDなどの大規模メッキじゃなくて、オーダーメイドで高性能な電子機器向けにリード線にブラックロジウム加工をしているメッキ工場を。

頼み込んで1個、試験でメッキしてもらいました。
キレイ!!

でも、ちょっと不安だったので、やはり試験メッキ品を1週間デスクにおいた所、やはりセンターストーン裏から水滴が・・・・・・・・・・これはメッキ液じゃなくて、水蒸気水滴です。メッキ浴が500℃以上の高温で、メッキ浴後に真水洗浄するのですが、急激にシルバーの温度が下がった為に、ストーン裏側に水滴化したものと判明。

それにルテニウムは非常に安定した分子構造を持つ、強いメッキ被膜なので変色はしてきません。

しかし、お客様に納品後に水滴が出てくると、なんだか不安ですよね。。。だから、メッキ浴の時に石座部分を専用のマスキング剤で目張りしてからメッキ浴する事に。

試験2回目、観察1週間。
バッチリ、OK!


従来の硫化ガンメタルは「艶消し黒に近いガンメタル色」でしたけど、ルテニウムだと研磨部分は「艶があり虹色の光沢を持つ黒に近いガンメタル色」になる美しい仕上がりになりました。

【ルテニウム】は白金族元素なので安定性が高く、メッキ強度もホワイトロジウムと同等の強い蒸着性を持ち、アレルギー発生確率も非常に低いんです。

でも、【ルテニウム】は、非常に産出量の少ないプラチナ系金属ですのでオタカイ・・・・
そこは、「一生物の記念品」を目指すPhilip College Ringなので採用決定!!

オプション料金は、+6,300円

と従来のガンメタ仕上(+2100円)よりお高くなりますが、美しく強度のある仕上げとなりますのでご理解の程、宜しくお願い申し上げます。

【ガンメタル仕上げの仕様変更について】

2月受注分からこの新ガンメタ仕上げを受け付けます。

フィリップ カレッジリング

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