エナメル加工の表面保護膜

 毎日毎日寒いデスねーーー。。。
今朝の関東地方は、山沿いで雪だそうです。
千葉の海沿いはサスガに雪は降りませんが、氷雨デス。

みなさま、風邪などひいてませんか?
ワタクシは、「バカはカゼひかない」の典型なので、風邪ひくのは10年に一度ペース程度デス。

寒いとカレッジリング製作にちょっとした問題が起きます。昨年に新たに導入したエナメル着色の表面保護膜の透明硬質樹脂の凝固がメチャ時間かかっちゃうんです。春夏はだいたい丸1日(24H)程度で固まる透明保護膜なんですけど、今の時期だと2日~3日かかっちゃうんですよーーー。

年末ギリギリ納期の品で、やはりエナメル加工のリングがあったのですが、約束した納期前日に保護膜を張って、「早く完全に乾燥させたいな・・・」と作業場とは別の部屋(暖房ナシのヒエびえの部屋)においたのです。

そして一晩放置して、翌朝チェックしたらまだ全然乾いてイナイ!!!!?????

ナンデ!!!???
Why???????????
Oh My GOD!!!!!!!!!!

冷静になって分析しました。

「樹脂と凝固剤の割合・・・OK  かくはん・・・・・きっとOK  下処理・・・・・・OK  時間・・・・・・25時間目  温度・・・・はっ!温度????」

樹脂の取り扱い説明書を隅から隅まで読み返します。

「凝固適温25℃ 凝固時間24~30時間」と書いてあるじゃアーリませんか!!???

リングを乾燥させていた部屋の室温を測ります、、、、8℃!!!
外気温はナント4℃!!!
きっと夜中は限りなく0℃だったでしょう・・・・

念の為に取り説にある樹脂の製造メーカーの問合せ窓口に電話してみました。

「記載があるように、この樹脂は凝固適温が25℃プラスマイナス5℃の範囲で24時間プラスマイナス6時間程度の範囲で完全硬化します。それ以上高い温度や低い温度だと、硬化が遅くなります。」

ワタクシ「5-8℃の暗室に暖房等ナシで24時間強、放置したのですが・・・・」

「10℃以下だと48時間程かかるでしょうね・・・・ちなみに湿度は、日本国内の湿度なら本剤の凝固にさほど影響を与えません・・・」 だって。。。。。。。。

う~、う~、う~、乾燥した低温の方がカタマル・・と思ったのは、完全な思い違い勘違いデシタ。。またひとつオベンキョしました。う~、う~、あんまりオベンキョしてアマタ良くなると風邪ひくかな????

結局、この品はお客様に事情をお話してお詫びして、納期を1日延長して頂きました。

苦労した品

国旗のカラーの上に表面張力で盛り上がった透明な膜が保護膜デス。

オベンキョしたので、先週、同じくエナメル仕上げの品があった際には、暖房の効いた作業場で乾燥させた(夜中、仕事していない時は暖房切ってます)所、約30時間で硬化しました。
上の写真のサイドパネルの日の丸のエナメルの表面に透明保護膜を施し、乾燥中の写真。

フィリップ カレッジリング

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