先般、とっても誇りに感じるお仕事を、お納めさせて頂きました。
多くの有名アスリートを輩出している日本体育大学の最高栄誉賞である「学長賞」。水泳の北島康介選手など、数年間にごく限られた優秀な生徒にのみ贈られますが、2010年度は、一度に3名の生徒が受賞するという快挙でした。
日本のスポーツ界を教育機関として引っ張る日体大ならではの取り組みです。
今回、お作りさせて頂いたのは、体操の内村航平選手、田中理恵選手、学生横綱で九重部屋に入門した明月院秀政さんの3名。まだ若く、これから多くの記録や記憶に残る活躍をするであろう注目アスリート達です。
日本が誇るメダリスト:内村航平選手。近年の日本体操界で最も輝かしい世界的記録と賞を受賞しているので、多くの説明は必要無いでしょう。
MEDALISTと世界選手権2連覇を表す2-PEATの彫刻
世界選手権で、最も美しい演技で観客を魅了した選手に贈られる「ロンジン・エレガンス賞」を受賞した田中理恵選手。優勝経験こそありませんが、「印象と記憶に残る選手」の代表格です。ともすれば、「点数」や「技」に走りがちな日本体操界ですが、田中選手のような「エレガンスのある」体操こそ今までの日本の体操界に足りなかった人材です。
天然石の色の淡いアメジストと石座文字列中央にはダイヤモンドをお入れしました。
第88代学生横綱の明月院秀政さん。大揺れに揺れている大相撲界にも関わらず、卒業と同時に九重部屋に入門しました。今後の新生大相撲界の象徴になってくれるでしょう。
Philip College Ring史上最大の指サイズのリングのひとつです。
皆さん3名とも今後も多くの賞を受賞し、数々のトロフィーや楯などを手にされるでしょう。でも、球技では無いので「チャンピオンリング」を手にされる機会は、少ないと思います。そのような方々に記念リングを作らせて頂けたという事は、本当に誇りに思いますし、このお仕事をさせて頂いたSKさんに深く御礼申し上げます。
併せて、3選手の今後の活躍を心よりお祈り致します。応援しています。