史上最大サイズのリング製作 -その2

さてさて、Devilooseさんのお客様に前号ログでご紹介した計測方法で指サイズを測って頂いた結果をお知らせ頂きました!!

【お指の円周 82mm】

Wow! (<o>)  So Huge!! Too Big!!!!!!

指サイズは、JIS規格 (S4700)と国際標準規格ISO 8653に準拠して定められていますが、そのJIS規格もISOも指サイズは34号までしか記載がありません!!!そこで、JIS規格の各サイズの円周・直径の方程式を応用して【円周82mm】を計算したら、ナント【40.5号】デシタ!!!

う~、う~、う~、、、デキルかな?????

でも、「大きなサイズ専門店Deviloose」さんのカンバン掛ってます!!
ウチとしても、ヤラないワケには参りません!!!!!

燃えてきました!!!!!!!

やったるゾー!!!!!!!!

考えられる問題点は、
1.金型外形寸法にハマるか??
2.サイジングバー(鋳造後のリングを熱して叩いて、サイズを正確に調整する工程に使用する棒)をどうするか?? 

の2点です。

金型工場の技術者にe-mail で尋ねました。回答は、「Oh, no!! We can’t make #40 JPYsize mould but we can make #35 mould, so you can cast, then hit and extend it by yourself」 つまり、40号は作れないけど、35号までの型なら出来るから、それを自分で鋳造後に叩いて伸ばせ!!ってーコトです。

う~、う~、う~、、

次にサイジングバー(日本では芯金と言います)を調べると、こちらも34号サイズまで。サイジングバーは、テーパーがかかった中まで詰まった重たい鋼鉄製の棒デス。ズッシリ重いんです。ホームセンターなどで売っている、軽金属の中空パイプなどは不可。中空で軽いと、「質量保存の法則」のように、リングをはめて叩いても叩いても、「カコーン」ってな感じで、リングそのものに力がかからないからです。


↑こんなの


鋳造後のリングを入れて、叩いてサイズぴったりにしていくんデス。

近所の鉄工所に特注で、今回の特注品の40.5号=円周82mmに合わせて、直径26.3mmのサイジングが可能なように27mmまでの太さの鋼鉄製ソリッドバー(中空じゃなくて中身まで鋼鉄が詰まったヤツ)を別注しよう!。。。。。。

そこまで調査して、「OKデス、ヤリます!」と万木さんに回答。そして正式に御注文頂きました!!!
ご友人様と御二人で、24号と40.5号の2個!!!

【続く】

フィリップ カレッジリング

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