【連載】 「かすみちゃん旅行記」その4

(管理人コメント)かすみちゃんは、どうやらラオスがお気に入りのようです。

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 こんばんは!
ラオスの古都ルアンパバーンからメールです。
 
以前、まだ学生だったころに関西の友達と東南アジアを1周と張り切って出かけた1ヶ月。
北京→タイ→ラオス→カンボジア→タイ(島) を周りました。
 
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歳の1年間、チェンライで働いていたこともあり、タイは環境になれている=町の景観にも眼が慣れていたため、目的としては勤務先の人たちに会いに行くためでした。友達はタイがはじめてだったため、見るもの食べるものすべてに『おぉ~』と驚いており、その新鮮な反応をみて
自分がはじめてタイの文化に触れたときのことを思い出したりしてました。
 
そんな中で来たラオスは、タイよりももっと穏やかで、そこまで発展してなくて、とてもすごしやすい国でした。
 
ルアンパバーン。
ここは一度訪れたことがある町で、お寺がたくさんあることで町自体が世界遺産に登録されているとっても落ち着いた場所なんです。たくさんあるお寺の中でも、ワット マイというお寺が私は好きで、タイに比べるとやや控えめな装飾と、仏像の大きなやさしいオーラを目の前にした瞬間、心をつかまれました。なんというのか、町の人たちを守ってくれている大きなものを感じて、自分自身の器の小ささを恥じ、涙と鳥肌がどっと出たんですよね。そのときの旅で行ったお寺ではワットマイだけで唯一起こった不思議な体験でした。
 
そのときの旅はその後、1ヶ月間ほかの国を周ったりしましたが、陸続きのためか東南アジア圏で目だった文化の違いはなく、最後の方は友人と2人で『日本でがんばろ』って色んな意味を含み、ちょっとつかれぎみで帰ってきたことを思い出しました。そのときは、もう東南アジアはしばらく来ないかななんて思ってたんですけどね。
 
この夏、2年半つとめた会社に区切りをつけ、ちょっと大げさではありますが第二の人生をスタートさせる前の充電期間として、このように旅をする時間を設けたわけですが、なぜかまた東南アジアにいます。笑
 
本当は、ヨーロッパとかも行ってみたいのですが、やっぱり人を感じられるところが好きみたいです。このたびが終わった、次回はヨーロッパのオサレなところにも行ってみたいな とないものねだりの感情が、今沸沸とわいてます。笑
 
話が前後しますが、今日、そのワットマイに行ってきました。
やっぱり仏様は大きな存在でした。数年前と変わらず、やさしく向かえてくれました。数十分、本堂の中から離れることができず、ひたすら向かい合ってました。やっぱり来てよかったです。
その一言につきます。
 
仏さまのパワーをいっぱいもらって日本でも笑ってすごしたいなと思いました。
 
 
そんなルアンパバーンとも明日でおわかれ。明日から、2日かけてメコン川をのぼり、チェンコーンというタイ側のまちへ入ります。ボートは川の流れに逆流していくので、2日で20時間くらい船にのります。時間がたっぷりあるので、田舎の景色を堪能したいと思います。
 
 
ちなみに、なぜタイの田舎で働くことを決めたかというと。。。
 
タイは微笑みの国。
タイ行きを決断させたこのフレーズ。なんといっても、東京の地下鉄の中で、疲れた顔の人たちを見ていたときに、どんな生活してたら笑ってられるんだろう?なんて、よく思ったものでした。あとは、ココナッツミルクと南国のフルーツを飽きるまで食べたいと思ったのも理由ですが。
 
で、実際に行ってみるとそのとおり。人々はいつも笑ってました。その微笑にも種類はいろいろあるんでしょうけど、やっぱり平和ですよね。笑顔があるって。言葉わからなくても笑顔で挨拶されると、人っていいなって思いますもん。
 
ひとなつっこい感覚が、最初はあまり受け入れられずちょっとそっとしておいて!って思ったときがありましたが、その人と積極的にコミュニケーションしてこうとする感じはすばらしいと思います。
 
この感覚を日本に持ちかえろうと思います。



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