発生から13日目となった迷走台風5号ノルー。
水温の暖かい南海上で940hpと非常に強い勢力になって、未だウロウロしています。
今朝、気象庁が発表した予想進路は、九州・南西諸島方面を指しました。
しかしこの予報、ワタクシは信頼度が高くないと考えています。
まだ明日、明後日にかけて進路が変わる可能性大。
いずれにしても、日本近海も水温が高く、まだ数日は勢力を維持したままになりますので、災害に要注意デス。このままだと950hp前後の勢力のまま接近してきます。
そして、西日本・近畿・東海、そして関東地方・東北も含めて「スパイラルバンド」による大雨や局地的豪雨のリスクがあります。「スパイラルバンド」とは「線状降水帯」とも呼ばれる台風本体から離れた場所にある雨を降らせる雲の事。気象衛星画像を見ると、日本のすぐ南海上にくっきりと「スパイラルバンド」があります。
このスパイラルバンドが少し北上すると、日本各地に大雨が降るでしょう。
気象庁予報通りに南西諸島方面に進む場合、先日豪雨災害があった九州地方にスパイラルバンドがかかり、マズい事になります。
広域図を見ると、確かにオホーツク海の高気圧の指向流から5号の進路は北西にも見えますが、少し気圧配置が変わると、またまた進路は変わるでしょう。そして、更に熱低が南東海上に発生しました。これも数日で台風になります。そして、間違いなく西方向への進路を取ります。
波枯れだった6-7月のストレスを一挙に解消する8月になりそうです。
しかし、災害には最大限の警戒を!!!