「彫金技術・工具紹介」カテゴリーアーカイブ

新兵器

文具を買いに近所のホームセンターに行ったついでに工具売り場をウロウロしたら、新兵器を見つけました!大型プライヤーのプラスチックホルダー付き!!

ホルダー部分に白テープを巻く前の写真を撮り忘れましたが、ホルダー部分がネジで取り外し可能になっていて、↓↓↓↓↓のようなプラスチック製のはさみ口になっているです。

なにに使うかというと、こうします。↓↓↓↓↓

でっかいチャンピオンリングをはさむんです。リング穴内部の研磨をする際に、摩擦熱で熱くなり手で持てないので、このプライヤーで挟むんです。

フィリップ カレッジリング

シーリングスタンプ実験中

研究開発中のシーリングスタンプである簡単な実験を行いました。

トップ彫刻の入ったシグネットリングをスタンプしてみました。

結果は【ダメダメ】でした。ワックスの凸凹で表現出来るモノの小ささの限度とともに、やはりシーリングスタンプには、凸彫刻ではなく凹彫刻じゃないと表現力が非常に良くない事が判明しました。

一般的なジュエリーのロストワックス製法ではカレッジリングの微細な文字やマークが表現できない訳です。

トップ直径15㎜にPhilip College Ringの紋章を入れたシグネットリングでスタンプすると、文字はほぼ100%潰れ、鷲やリボンのフォルムがぼんやり浮き出る程度でした。

ハンティングワールドのシグネットリングは、比較的シンプルな彫刻なのでどうかな?と思いましたが、やはりダメダメ。。。。。

文字は100%ダメ、象のフォルムは凹表現だと全く見た目が良くありませんでした。

シーリング用のスタンプは、カレッジリングの金型彫刻と同じ凹彫刻でないとダメですね。

でも、カレッジリング・シグネットリング用のトップ金型はスタンプハンドルをつける為のモノではないので、共用する訳にはいきません。それ専用の型を作られねばです。そうすると、コスト的問題があります。なんとか、シグネットリングをご注文されたお客様に、多くの追加料金無しでシーリングスタンプを提供出来ないか?更に検討します。

フィリップ カレッジリング

シーリングスタンプ実験中

Philip College Ringとして開発中の新商品カテゴリー「シーリングスタンプ」。

もちろん発売前ですが、自社ロゴを入れたシーリングスタンプを郵便物に試験的に付けて使っています。

そもそもインターネット(メール)の普及で、郵便物は年々減り続けています。そして2020年秋にはコロナが背中をおして、押印廃止の流れから電子請求書など決算書類の電子化が法制化されたので、より郵便物は減っていきます。Philip College Ringも昨秋から電子請求書・納品書を採用しており、毎月出す郵便物は激減しました。

という事は・・・・・

わざわざ郵便を出すのは、メールや電話で済まない特別な連絡になっていくという事です。

心のこもった手紙とか、招待状とか、特別なお知らせとか・・・そういった郵便物には「特別感」があって然るべきと私は考えます。

だから数が少なくなった特別な郵便には、カッコよさとか手間暇かけたとか、威厳とかを持つべきではないか?と考えた一つの結論が古典的なシーリングスタンプなんです。

商品開発の試験として少ない機会の封書にシーリングスタンプを押していますが、正直カネも手間も掛かります。でも、受け取った方の反応を聞くと、相手に伝わる特別感はバッチリのようです。

郵便局での機械仕分けとか配達とかポスト口での摩擦とか、今のところ心配なさそうです。

もう少し改善改良点を探して、今年中に製品化出来ればと考えております。

フィリップ カレッジリング

新兵器:ディスクグラインダー

またまたローテク新兵器を導入しました。ディスク・グラインダーとグラインダー固定スタンドです。

鉄工所で使うヤツですね。固定具に据え付けました。↓↓↓↓↓

スタンドに固定する事でブレる事無く真っすぐ垂直に下げる事が出来ます。

スタンド下部には「治具」というカットしたいものを固定するホルダーがついているので、鋳造後のチャンピオンリングの「スプール(地金鋳込みの管)」をカットするのです。

実は、このサイズのチャンピオンリングはシルバーやゴールドならイトノコや大型ニッパーでスプールをカットする事が出来るのですが、今回はステンレススチールなので非常に硬く、イトノコもニッパーも全く歯が立たないので、このグラインダーとスタンドを購入しました。

取説をよく読むと消耗部品があるそうです。コンデンサーコイルという部品で予備が2個ついていました。使い込んでくると、このコイルが摩耗してくるので適宜交換してくださいとの事です。

ついでに、カットした跡を養生する為の目の粗いヤスリも数種購入しました。スイス製バローベを愛用しているので、バローベの目の粗いヤスリを注文したのですが、工具商社さんが言うには、バローベはシルバー・ゴールドの切削には良いがステンレスの場合、鉄工所で使われている国産のダイヤモンドやすりが良いというので、それも購入してみました。

ヤスリは数十本あります。「ヤスリ・コレクター」です。

フィリップ カレッジリング

シーリングスタンプ

新商品開発中の「シーリングスタンプ」の試作品テストです。

昨年秋の法改正で電子請求書・納品書等が認められて以降、郵便物を出す件数は減っていますが、出す郵便封筒にはロウを垂らしスタンプを押して郵送しています。郵便局の機械仕分け機でスタンプが剥がれたり、欠けたりしないか?親しい人に送った後にヒアリングしています。

今後も郵便物の機会が減る訳ですが、だからこそひとつひとつの郵便に重要性を持たせるべきとわたくしは考えています。

ロウの垂らし方も練習中です。結構多めにスタンプの直径の一回り大きめに、そして少しいびつな形に垂らした方がカッコよく仕上がります。

品質上の最大のポイントは文字の再現性です。金属のスタンプの方は、カレッジリング同様にかなり細かく彫り込めるのですが、柔らかいロウに押し付けると細部の再現性に限界があるようです。

どこまでロウが再現してくれるのか?もうひとつ・ふたつ試作して見ようと思っています。

フィリップ カレッジリング