気候変動、疑う余地なし

2011年の東日本大震災で原発が止まり、日本での異常気象現象が頻発し出した2012年以降、わたくしがクドく、しつこく唱えているCO2排出量増加による気候変動ですが、10年前はCO2と異常気象の関係性にまだ多くの疑問視意見がありました。

でも、今やCO2排出量増加と気候変動=異常気象は疑う余地無しになりました。

日本・中国では豪雨・台風災害の激甚化が目立ちます。アメリカ・カナダでは2年連続で大規模山火事が続き、とんでもない面積の森林が消失しています。南太平洋諸国では、海面上昇による国土水没に大きな危機感を表明しています。

ヨーロッパでも異常気象が連続し、涼しいはずのロンドンやパリで40度超えの猛暑だったり、ドイツでは豪雨災害、そして今年はヨーロッパ食文化の中心的存在のワイン生産に悪影響が出ているそうです。

11/8讀賣朝刊1面

フランス、イタリア、スペイン各地で霜、大雨、ひょうなどの異常気象でブドウの生育が悪く、ワインの生産量が3割近く現象する見通しとの事。こういう事が起きると、更にEUはCO2抑制に向くでしょう。

日本は相次ぐ豪雨、洪水、台風災害に見舞われても、未だ日本のCO2排出量増加の根源の石炭火力発電を大きく規制せず動かし続けています。石炭火力を強引に止めちゃえば電力不足になるかというと違います。石炭火力を上回る原発の発電量を遊ばせているのです。

そろそろ原発再稼働問題に決着をつけねばなりません。邪魔しているのは感情論のみです。

日本の放出するCO2は日本上空で留まる訳ではありません。

フィリップ カレッジリング