いよいよ今日、東京五輪開幕式ですね。
既に一昨日7/21から開幕式を待たずに一部競技が始まっていますので、実質的には開幕済み。今日の開幕式というのはただのセレモニーです。
本当に今回の五輪は色々とありましたし、今も色々な事が起きています。今後も間違いなく色々な事が起きるでしょう。
五輪開催反対派と言われる人々がとにかく五輪の足を引っ張ろうと、関係者の過去の発言やスキャンダルまでほじくり返してネガティブな事案にして騒々しいですね。
五輪反対という個人の考え方は、「個人の自由」を尊重する自由主義国家の構成員の一人として何ら異論はありません。ワクチン反対派についても同じです。
但し、五輪・ワクチンともに反対は反対で良いけど、ネガティブキャンペーンで足を引っ張るのは自由主義に反するのではないかと思います。もし賛成派が反対派に対してネガティブキャンペーンを行えば、社会の分断化になります。つまり、自由主義国家の大原則として「個人の自由」「思想の自由」「信教の自由」などの権利を持つ代わりに
「個人の自由に反する相手を非難しない責任」
「自己の思想に反する相手を攻撃しない責任」
「自己の信じる信教以外を非難・攻撃しない責任」
があります。
日本を含む自由主義国家群と異なる強権国家の中華人民共和国や北朝鮮、ロシアなどで五輪が開催されるとして、「五輪反対」を唱えるとタイホされちゃいます。日本ではタイホされません。それは国家の判断でさえ批判する個人の自由が認められているからです。
歴史的には、「十字軍」などでキリスト教徒がイスラム教徒を攻撃したり、プロテスタントとカトリックが対立し、長らくテロで混乱した国家・地域があります。日本でもキリシタン禁止令で「踏み絵」をさせるなど異教徒を迫害しました。人類はそれらの教訓で「信教の自由」=異教徒を攻撃しないとしたのです。
社会には色々な考え方の人がいます。各々が自分の考え方や主義主張と異なる相手を非難したり、攻撃したりすれば社会が分断され、混乱し、国家の統治が揺らぎます。
五輪反対派の方、ワクチン反対派の方、あなたがたの考え方は否定しませんし非難もしません。だから、賛成派を否定したり非難したり攻撃するのは止めなさい。
責任あるマスコミは、そういった社会の平穏化を図るメッセージを発信すべきです。批判や非難ばかりするコメンテイターの発言を垂れ流しにすべきではありません。
無観客試合で、多くのセレモニーが中止・縮小され、多くの制約と異例が続出する五輪です。人類が100年前にしか経験していない治療法・予防法の無い疫病下ですので、異例は当たり前。
「五輪の雰囲気無い」
当たり前です。コロナ禍で開催するのですから。
「ワクワク感が無い」
五輪でワクワクするかしないかは個人の感情です。
「チケット当たってたのに観られない」
感染拡大防止の為に無観客だからしかたないでしょ。カネは払い戻されるし。
大人しくTV等で観戦しましょ。