雑誌Wedge

先日、名古屋に用事があり新幹線で往復しました。東海道新幹線に置いてある雑誌ウェッジの記事です。

もはや逃げも隠れも出来ない今回の日本のワクチン行政の失態ですが、その原因追及だけではなく、今後の対策の提言もありました。

やはり遺伝子組み換え技術(mRNA)への取り組みの遅れが大きな失政という論旨です。

1990年前後の3種混合ワクチン事件の後遺症が日本国民と行政・医療業界にワクチンへのネガティブ意識を植え付けた事も大きな要因とあります。

対して、アメリカでは保育園から大学まで入学条件に予防接種を受けているか否かが問われ、オーストラリアではワクチン接種していない子供がいる家庭には子供手当が支給されないとか、社会全体がワクチン接種を後押ししているのとは対照的であるとの事。

2003年のSARS、2012年のMERSでは日本は大きな被害を受けなかったが世界的にはこの20年間で3回の疫病流行があった事実。今後も必ず起こる新たな疫病流行に備えて、掛け捨て保険のつもりで国産ワクチン開発に取り組むべきとの事。

非常にごもっとも!

国民の生命を守る安全保障の一環であるワクチン接種の主体が国ではなく自治体なのはおかしいとの論。ごもっともです。

もはやワクチン接種は国の総合力を示すものと言っても良いとの事です。これもごもっとも。

フィリップ カレッジリング