B1のプレイオフについては幾度かブログでお伝えしていますが、B2も見てみましょう。
既にプレイオフは今週末のファイナルまで進んでいますが、まずはリーグ戦の順位表から。
東地区は1位群馬クレインサンダースが勝率.912と圧倒的な強さでした。2位茨城ロボッツは、B.LEAGUE発足直後からじわじわと地力をつけてきて毎年順位を上げてきました。西地区、西宮ストークスは1度B1に昇格しましたが、翌年降格。ファイティングイーグルスは毎年良い位置につけるのですが、なかなか昇格までたどり着いていません。
そしてプレイオフのトーナメント表を見ましょう。
B2もB1同様に「東高西低」です。準々決勝で西地区チームは全て脱落し、準決勝に残ったのは全て東地区チームでした。
今週末の決勝戦は、クレインサンダースvsロボッツの組み合わせ。
馴染みが薄いと思いますので、両チームの簡単な紹介をします。
クレインサンダースは、bjリーグ時代の2012-13シーズンに参入したチームです。ワタクシは、前橋でbjリーグオールスターが開催されたときに前橋に行きましたが、その時はオールスター戦なのでクレインサンダースそのもののゲームは観戦した事がありません。
一昨年に親会社が「オペンホーセ」のCMで有名な不動産会社のオープンハウスに換わってから、積極的な補強やチーム体制の整備がなされ、この1―2年でメキメキと順位を上げてきて、今シーズンはなんと52勝5敗、勝率.912と驚異的な成績でダントツの東地区1位とB2勝率1位で堂々とプレイオフ・ファイナル進出です。
この好成績の牽引車は、千葉ジェッツから移籍したマイケル・パーカーです。
そしてジェッツでパーカーと好相性でコンビを組んでいたトレイ・ジョーンズも加入!パーカーのやりたい事を分かっているジョーンズとのコンビは、クレインサンダースを劇的に強くしました。
ジェッツはパーカーを放出しなければ、今シーズンもリーグ勝率1位でプレイオフを戦っていたと想像出来ますね。
さて今度は茨城ロボッツのご紹介です。
ワタクシ、ロボッツも試合を観たことがありませんが、チームの社長の山谷氏とは12年来のお付き合いです。山谷氏は、元アメフトプレイヤーでリクルート・シーガルズ(オービックシーガルズの前身)時代のスタープレイヤーでコーチも務めた後、バスケ業界に転身。旧JBLのリンク栃木ブレックスを創業し、社長となり、チーム創設3年目でJBLリーグ優勝を果たしました。その時、Philip College Ringがチャンピオンリングをお作りしています。
その後、山谷氏は経営の手腕を買われて、JBLがNBLに変わった際に専務理事に就任。NBL傘下の「つくばロボッツ」が経営難になった際に、NBLからつくばロボッツに乗り込んで、自己資本をつぎ込んでチームを再建しました。ちょうど、bjとNBLがB.LEAGUEに集約のタイミングでしたので、「ゼロ」からのスタートでB.LEAGUEに所属した形でした。
現在のB.LEAGUEきっての強豪チーム、ブレックスの創始者ですので経営手腕は確かです。B.LEAGUE発足後、新たなスポンサーの獲得や親会社(グロービス社)を確保し、じわじわとチーム力をつけての今回初めてファイナルに挑む形です。
リーグ戦では、クレインサンダースに4戦4敗と分が悪いですが、応援したいチームです。
ちなみに、今シーズンのB.LEAGUEレギュレーションでは、このファイナル進出2チームは来期のB1昇格となります。また、今期はB1からB2への降格は無しなので、入れ替え戦もありません。
今週末、群馬県太田市の太田市体育館で決勝が行われます。チケットは、B.LEAGUEチケットで!