研究開発中のシーリングスタンプである簡単な実験を行いました。
トップ彫刻の入ったシグネットリングをスタンプしてみました。
結果は【ダメダメ】でした。ワックスの凸凹で表現出来るモノの小ささの限度とともに、やはりシーリングスタンプには、凸彫刻ではなく凹彫刻じゃないと表現力が非常に良くない事が判明しました。
一般的なジュエリーのロストワックス製法ではカレッジリングの微細な文字やマークが表現できない訳です。
トップ直径15㎜にPhilip College Ringの紋章を入れたシグネットリングでスタンプすると、文字はほぼ100%潰れ、鷲やリボンのフォルムがぼんやり浮き出る程度でした。
ハンティングワールドのシグネットリングは、比較的シンプルな彫刻なのでどうかな?と思いましたが、やはりダメダメ。。。。。
文字は100%ダメ、象のフォルムは凹表現だと全く見た目が良くありませんでした。
シーリング用のスタンプは、カレッジリングの金型彫刻と同じ凹彫刻でないとダメですね。
でも、カレッジリング・シグネットリング用のトップ金型はスタンプハンドルをつける為のモノではないので、共用する訳にはいきません。それ専用の型を作られねばです。そうすると、コスト的問題があります。なんとか、シグネットリングをご注文されたお客様に、多くの追加料金無しでシーリングスタンプを提供出来ないか?更に検討します。