電子署名普及開始

11/2讀賣?日経?のどちらかの小さなコラム。

中世欧州では貴族階級のステータスシンボルの一つとして、ハンコ(シグネット)があったとの事。カレッジリングの源流の一つのシグネットリング(印台リング)ですね。

ちなみに上下画像のシグネットリングは、Philip College Ringの楽天ショップでレディーメイド商品として販売中です。クリックするとその商品ページに行きます。

封筒の封にロウを垂らして、このシグネットリングで押印したものが「シーリングスタンプ(封蝋)」です。

この封蝋の習慣は、現代欧米でも富裕層階級に残っています。上記の新聞コラムにも書かれていますが、元々欧州のハンコ文化というのは貴族階級などごく一部のもので、世間一般では中世も現代も署名です。

 

 

つまり欧米のハンコは個人が紋章を持つ貴族・富裕層階級などごく一部の趣味品です。

 

 

明治以前の日本でも大名や将軍、皇族などは自身の家紋などを入れたハンコが使われていました。一般国民はそもそも戸籍制度が無かったのでハンコも署名も無し。

 

明治時代の戸籍制度導入の際に、当時の日本国民の識字率・読み書きが出来る国民の少なさから署名制度が導入出来ず、仕方なくハンコを「実印」「認印」として導入し、国民の識字率上昇後に署名制度へ・・・・という構想だったそうですが、署名制度への移行は忘れ去られ、そのままハンコが残ってしまい、1世紀程の浅い歴史ながら「ハンコ文化」と言われてしまっています。

 

 

日本は2千年もの歴史がありながら、短い期間でもちょっと盛り上がると「文化」とか「お家芸」としてしまう習慣がありますねーーー。お家芸ならやはり3代以上続いてこそ、その「お家」のDNAが持つ得意分野だと思いますが、ほんの1―2回オリンピック(4-8年)で金銀メダルとったからと言って「体操は日本のお家芸・・・」とかに違和感を感じるワタクシです。

 

でもまあ、、ハンコは1世紀続いたなら「文化」としてもいいか。。。。

 

 

 

コロナ禍が契機となり、ハンコ廃止が一挙に動き出しました。

 

ワタクシ、個人的には大賛成です。銀行の融資書類をはじめ、預金の出し入れ一つにもイチイチ正式口座名を記入し、届出印を押し、高額な資金移動の場合、免許証などで本人確認まで求められます。おいおい、、、、本人確認の為にハンコ押してあるのに、更に免許証出せってか!!???

 

ここに日本の硬直した「決まり事文化」があります。この「決まり事文化」が物事の進歩を妨げている面が非常に大きいですね。時代に合わない憲法が改正出来ないのがその象徴。そして銀行、郵便局、役場、その他大企業など大きな組織でアレコレ決め事を作ると仕事が生まれます。仕事が生まれる=雇用が維持されます。

 

ある意味、仕事の自家発電状態です。これ、損益分岐点の高い体質になります。ようは「筋肉質」の体質ではないです。順調な時はいいですけど、ちょっと陰りが出たときに損益分岐点の高さから一挙に収支が悪化します。

 

 

おっと、ハンコに話しを戻しましょう。

 

ハンコは、一部の層の趣味品で良いです。

 

ってなワケで、Philip College Ringはハンコに関連するシグネットリングや封蝋に使うシーリングスタンプの商品化にまい進する事にします。Philip College Ringは、必需品には手を出しませんが趣味品作りは本業ですから。

 

フィリップ カレッジリング

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