修理・メンテナンスで最も多いのは指サイズ直しです。
余り知られていないのですが、どのような指輪でもサイズ直しはプラスマイナス3号までしか出来ません。
以下の模式図をご覧下さい。
物理的にはプラスマイナス5号でも6号でも可能ですが、指穴が変形してしまい、装着感が悪くなります。
上はカレッジリングの模式図ですが、一般的なバンドリングでも同様です。
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先日もある取引店さんから「以前納めたユーザーさんから5号アップの修理が来たんだけど・・・・」とお問合せを頂きました。上記の事情をご説明すると、「実は、女性ユーザーさんなんだが、旦那さんに譲りたいのでサイズを5号上げて・・」という事だったんですよー」との事。
指輪のサイズ直しは、ご自身の指が体重の変化などで変わった範囲しか変えられませんよーーー。。。
実は、サイズ直しのプラスマイナス3号というのも、「石座やリング内側打刻の文字数は20文字程度」というのと同様に便宜上の定義なのです。正確には、石座の横幅=指穴の直径の関係性で指サイズ増減の可能範囲が決まります。
以下の模式図をご覧下さい。
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女性用リングを男性用に、又はその逆というのは基本的に無理があります。
新しいカレッジリングを作ってくださーーーい!