北里研究所

新型コロナウィルスのワクチン・治療薬・治療法開発の応援で、個人・法人で北里研究所に寄付をしました。

 

 

今、世界中の興味を集めているのは「新型コロナウィスルワクチン」ですが、開発の主役はもちろん製薬会社です。しかし、製薬会社がワクチンや治療薬、治療法を「商品」として開発・発売する為には、そのウィルスの基礎研究が基になります。主役にはなりませんが医学研究機関は「縁の下の力持ち」です。製薬会社はワクチンなど薬品を商品化し利益追求する事が出来ますが、研究機関は簡単に言うと「儲からない」のです。だからこそ、応援すべきと私は考えます。

 

コロナ禍終息の第一のクリティカルポイント(臨界点・転換点・最重要点)はワクチンです。しかしワクチンは予防であり治療ではありません。医学研究機関が新型コロナの特性や血清その他の基礎研究をして、その研究結果を基に製薬会社がワクチンに続いて「新型コロナ治療薬」に出来れば「完全克服」です。

 

北里研究所が基礎研究したペスト、破傷風、狂犬病、インフルエンザ、赤痢、発疹チフスは今もある病気ですが、ワクチン・治療薬があるからこそ発病者がいても新型コロナのようにパニックになりません。

 

 

つまり感染症の基礎研究において最も実績があるのが北里研究所だと思います。

 

だからこそ、Philip College Ringとして渕上個人として些少ながらの寄付を北里研究所に致しましたが、私に北里研究所を強く進めて下さったのは、Philip College Ringの顧客でもある富山大医学部のT博士です。この場で御礼申し上げます。

 

 

個人の寄付に対して、お礼状とともに立派な本を頂きました。

 

この本、どうやら北里研究所(大学)の年史のようです。

1914年に北里研究所が開設して2014年で100年、1962年に北里大学が開校して2012年で50年を表す「100×50」がタイトルです。でも×の形が特徴的ですね。

 

「日本医学の父」「細菌学の父」と言われる北里柴三郎氏の言葉。

この人、ほんとに偉い人ですねーーー。貴族院議員、従二位・勲一等・男爵、医学博士、第1回ノーベル医学賞の最終選考候補者、日本医師会初代会長、そして今も続く医療機器・医薬製造の大手企業テルモの創立者でもあります。

 

この北里柴三郎が慶應義塾の創始者:福沢諭吉の支援を受けて1892年に設立した「私立伝染病研究所」は、後に国の寄付も受けて半官半民となり、ペスト菌を発見するという大偉業を達成しますが、国との運営方針の違いから「私立北里研究所」と「国立伝染病研究所」に分かれ、「国立伝染病研究所」は後の東京大学医学部になりました。

 

「北里研究所」は、狂犬病、インフルエンザ、赤痢、発疹チフスの血清を開発し、医学専門大学の北里大学も設立しました。

 

そして「私立伝染病研究所」設立支援の福沢諭吉への御礼として「慶應大学医学部」の設立に協力し、初代医学部長にもなりました。つまり柴三郎は、東大医学部、慶應医学部、北里大学と日本の医学界の中枢を複数設立した人です。

 

現北里研究所理事長のあいさつ

北里研究所の全容

 

なるほど・・・へんてこな「×」は破傷風菌を表しているのか。。。。納得。

 

校章・徽章にも「破傷風菌マーク」が入っていますね。

 

本校白金キャンパスの紹介

 

そうそう!数年前、北里大学十和田キャンパスの獣医の卵の方々から現役卒業記念のカレッジリングを作ってもらったんだ!

 

 

読み物としても面白そうです。じっくり読みます。

フィリップ カレッジリング

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