文字数

カレッジリングの製作で、よく「文字数」が課題になります。

 

石座周囲の文字数、リング内側打刻の文字数などです。

 

石座の文字数の標準は20-25文字、最大で30文字程度と定義しています。

 

リング内側の打刻文字数も20文字程度としています。

 

 

実は、この定義【いい加減】なのです。

 

なぜいい加減なのか?それは、アルファベットの構成要素と書体要素の二つから一定幅に何文字入るか?は変わってくるからです。そして何といっても、リング内側打刻の場合、指サイズ=直径によって打刻可能幅が変わるので、指サイズ決定前に文字数を決めるのはナンセンスなんですが・・・・・でも、聞かれるので【いい加減】な定義をしております。

 

これを見ると明らかでしょう。最も一般的なゴシック体Arial。

「O」や「M」「W」などは文字幅を取りますが、「I」や「L」は幅を取りません。「I」に至っては「M」や「W」の1/3です。また「W」の隣に「A」だとスペースが節約出来ますが、「W」の隣に「E」だと文字間が広がります。

 

 

 

次に書体(フォント)の要素もあります。

 

↓↓↓↓↓はカレッジリングに多用するFreshmanというフォント。

ゴシックのArialと同じ文字でも幅が違ってきます。そしてフォントのデフォルト設定の文字間も小さな要素があります。ゴシック体と違ってWとAの文字間が空いているのがわかります。このような場合は、文字にアウトラインを掛けて、手動で文字間を調整せねばなりません。

 

 

でも、このように「アルファベットの種類」+「書体」の複合要素をお客様に説明しても混乱するだけです。だから「20文字」とか「25文字」とか【適当・いい加減】に定義しております。

 

まあ、、、お任せ頂ければ適切な配置を致しますのでご安心下さい。

フィリップ カレッジリング

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