GW前半の4/29の日経新聞朝刊の写メスクラップです。
GWを前に、3月末決算の大企業が決算速報を発表した内容を伝えています。
「JR東日本、初の赤字」
「1年ぶりの減益」
「純利益92%減」
この1面に記載された13社中、赤字又は減益企業は10社。
隣の面。
決算見込み発表11社中、赤字減益は9社で黒字企業は2社のみ。
両紙面併せて24社中19社が赤字又は減益決算となります。
でも、3月末決算という事は、コロナショック要素が2020年2月3月と約2か月分しか含まれず、10か月は正常な事業環境だったにも関わらずです。緊急事態宣言発令で、2-3月より大幅に経済活動が制約された4月以降の企業業績を考えると恐ろしくなります。
同日の1面の下に掲載されていたコラム「コロナと資本主義」
主旨は、AIによる自動株取引で意図せず投機マネーが暴走してしまっているという事。AIには感染症が及ぼす社会的影響などを考えて結論を出すだけの能力はありませんよね。
AIはきっと「なんだかわかんないけど、この銘柄が売られているが、従来の企業経営指標からすると割安になったので買っておこう」とか自動売買してしまっているとの事。
そりゃ当たり前。
AIには数字の定量的要素は判断出来ても、感染症が及ぼす社会的影響などの定性的要素は考慮出来ないです。
コラムの後半に書いてありました。高名な投資家ウォーレン・バフェット氏の言葉、
「いろいろな人の意見を聞いて、最後は自らが判断しないと成功しない」
同じ新聞の別の面にはこの記事が、、、
イランでSNSでメタノール(アルコール)がコロナに効くというデマが拡散され、信じちゃった人が飲んで500人もの人が死亡したらしいです。
その1か月程前には、日本でもSNSで「トイレットペーパーがヤバい」とのデマで一斉に店頭からトイレットペーパーが無くなりました。
こういう社会不安の時こそ、「いろいろな人の意見を聞いて、最後は自らが判断しないと成功しない」ですね。AIにもSNSにも任せられません。