古いロードマップ-その1 サンタクルーズ

年末の大掃除の時、書棚から古いロードマップが出てきました。

1980-1990年代に出張や波乗りで海外・国内に行ったときのものです。今やGoogleマップのおかげで不要になったので捨てましたが、地図を開いて行った先々を思い出して懐かしくなりました。

これ、北カリフォルニアのサンタクルーズに波乗りに行った時に買ったものですねーー

↓↓↓↓↓

当時は、Googleマップはおろか携帯も無い時代。なんとかインターネットが始まった頃ですが、接続環境が悪く、サイトも今のように充実していませんでした。特に海外で全く土地勘の無いところでは、折り畳み式のロードマップは必需品でした。

 

アメリカでは、RAND MacNALY(ランドマクナリー)というメーカーのマップを頼りにしていました。レンタカーを借りると、まず最初にガソリンスタンド併設のコンビニに行き、地域のランドマクナリーのマップを買ったのです。様々な種類のロードマップがあったのですが、見易さと「慣れ」でランドマクナリーをひいきにしていました。

 

 

何部ものロードマップがありましたので、シリーズブログでマップの各地域をご紹介していきましょう。

 

まずは上の写真のカリフォルニア州サンタクルーズから。

場所はここ(赤いフラグのところ)↓↓↓↓↓

幾度も行った場所です。だいたいは、仕事でサンフランシスコに行った際に休日にレンタカーを借りて100Km程南下してモントレー湾にある北のサンタクルーズから南のモントレーで波乗りしました。

 

シスコ市内からフリーウェイで後に「シリコンバレー」と呼ばれる事になるサンノゼを経由して州道17号線に入り、山越えしてサンタクルーズへは約1時間強。

 

サンタクルーズは、ヨーロッパの風情の美しい街です。

こんな感じ↓↓↓↓↓

この街、当時は交差点に信号機がありませんでした。全ての交差点では、四方からのドライバーは全て一旦停止し、手や目で合図して譲り合い。もちろん横断者は優先、、、っていうか街に人はあまり歩いていませんでしたけどね。

 

↓↓↓↓↓こんな感じのロードマップを読み解いて、波がありそうな場所を探すのです。

St.(ストリート)、Ave(アベニュー)、Dr(ドライブ)、Blvd(ブルーバード)など通りの性格を把握していないと読み解けません。Streetは原則として道の両側に建物があり、Avenueとは垂直に交差します。Pl(プレース)は行き止まりの道、Lane(Ln)は、狭い道のこと。

 

当時はロードマップが読めなければ外国で行きたい場所に辿り着けないのでした。

 

落書きしてあります。DAYS INNは泊まったモーテルですね。

そして岬の先端に波のマークが書き込んであります。ここは「スティーマーレーン」というポイント。岬のガケ下に素晴らしいブレイクがある世界的に有名なサーフポイントです。

ガケにロープが何本も吊るしてあり、サーファーはサーフボードを抱えて、ロープを上り下りして海に行きます。水は冷たく、夏場でも15℃あるかないか。冬場は10℃以下と日本の東北地方と同じ位の水温で、サーフィン用ウェットスーツ始まりの地です。世界的ウェットスーツブランド「オニール」もサンタクルーズが本拠地です。

 

南側の別のポイント(名前忘れました)も印があります。

このモンテレー湾にはいたるところにサーフポイントがあるのです。

 

続く

フィリップ カレッジリング

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