サンディエゴ-Day4-5 移動日

本投稿含め9回に渡ってお届けしてきたサンディエゴ出張報告、最終回です。

 

さて、短い3泊5日のサンディエゴ出張も最終日。

朝11時半の飛行機なので9時にホテルをチェックアウトしてタクシーで15分の空港へ。

 

ラウンジで朝食。マフィン、かじりかけでスミマセン。

機体はボーイング787ドリームライナー。ワタクシはエアバスが嫌いです。ボーイング派。

成田発は有名(?)シェフ監修の機内食でしたが、サンディエゴ発はどうしても地元のケータリング会社の料理になるようですね。でも一応JAL名物、ソバ付き。

食事したら眠くなり、6時間程寝ちゃいました。起きて映画2本見てたらもう成田。時差ぼけ無しの帰国。翌日も平気でした。ワタクシ、ほぼ時差ぼけしないのです。

 

 

さて、今回のサンディエゴ出張、技術提携で大きな成果がありました。また、レプリカ製作最大手業者さんともグッドリレーションが出来て今後に生かせると思います。

 

サーフィン出来なかったのは残念です。

 

 

そしてアメリカ社会の【健康的】なインフレーションを実感しました。

それはアメリカの経済政策の良さを反映した物価の上昇です。

 

ワタクシが仕事やサーフィンで最も頻繁にアメリカに行っていたのは1980年台後半から1990年台。当時は、アメリカって物価安いなーーーーと感じていました。まあ、当時は円高でもありました。でも、円換算せずにドル建てで30年前と比較すると、見えてくるものがあります。

 

1990年台にガソリン1ガロン$1.50だったものが、現在は$2.50。リッターに直すと1L/$0.65=72円と日本のガソリン価格と比べれば圧倒的に安いものの、当時の1.6倍になっています。

 

ファーストフードのハンバーガー、例えばバーガーキングのワッパーコンボ(ワッパー+フレンチフライ+ドリング)は、当時$2.99とか$3.00前後。今は$5.50とか$5.88とか、やはり1.6-1.8倍。

 

ステーキハウスなど高級店で食事しても、当時は$40-50だったものが今では$80前後。

 

かといって、物価が上がって米国人の生活が苦しい訳ではありません。史上最低レベルの失業率に伴い、1990年台比較で賃金も1.5-2.0倍に上がっているそうです。これ、正しい経済成長インフレーションです。

 

 

日本は、モノの価格が安けりゃ安い方が良い・・・という観念が強過ぎです。特にバブル崩壊後の約30年間、「低価格志向」というデフレの罠にハマり、事業者もモノやサービスの値段を上げてきませんでした。それどころか値下げ競争もありました。当然、企業の収益も増えませんので賃金も上がりませんでした。

 

このほんの数年、ようやく人出不足による賃金上昇がなされてきたところです。

 

米国では、リーマンショック時を除きコンスタントに年率102~103%前後の着実な経済成長をしています。過去30年間で、湾岸戦争やイラク戦争、リーマンショックが起きたり、ドラルド・トランプの様な大統領もいますが、国家的経済政策は良く機能し、着実に【良いインフレ経済】で成長しているのです。ワタクシの頭の中で比較している1990年と今の2019年、約30年の開きがあります。102%が30年間続けば180%です。ちょうど物価差の計算が合うのです。

 

 

そうです。我々日本人もChange mindが必要です。

 

【良いインフレーション】が必要です。

 

 

さて、最後に今回の出張に同行頂いたK氏、招待入場を手配して下さったS社のDさん、新たな同盟関係を結べたB社のPさん、皆さんに感謝です。

 

以上、サンディエゴ出張報告でした。

フィリップ カレッジリング

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