昨日8/21にフィリピンの東海上で台風11号が発生しました。
この台風は日本本土に接近しませんが、2000㎞以上離れた場所から南海上の湿った空気を送り込み、日本全域にシトシト雨を降らせます。そのメカニズムはこうです↓↓↓↓↓。
台風の風は反時計回り、日本の真南にある太平洋高気圧は時計回りに風が吹いているので、その位置関係から北緯20度線より南の海水温30度を超える熱帯エリアの湿った空気を日本列島に東西に掛かる秋雨前線に送り込みます。
前線と太平洋高気圧の微妙な動きによって、激しい雨のエリアがどこになるか現在は不明ですが、今の位置関係のままなら北陸・北関東・南東北が雨の中心エリアになります。
少し前線が南に下がると、関東・東海エリアが雨の中心に。
現在1012hpの太平洋高気圧、今後更に気圧を上げて居座るようなので、今週いっぱいはこの気圧配置=週末まで雨ってことでしょう。
波の方ですが、関東エリアは期待薄。スモールコンディションでしょう。
九州・四国エリアは明日金曜頃から波が上がりますが、風向きがオンショアであまりコンディションは良くないでしょう。
でも広域図を見ると、マーシャル諸島海域に新たな熱低のタネがあります。
2-3日内に熱低化し、週明け頃には台風12号となるでしょう。
進路は今のところ不明です。