6/30朝刊2紙に違和感

大阪G20サミットが終了した翌日6/30の朝、ウチで取っている日経と読売の朝刊2紙の1面。

一瞬、「あれ、同じ新聞を2部間違えて配達したのか???」と思いました。

同じ写真、同じレイアウト、ほぼ同じ大見出し。

 

 

違和感・・・・

 

きっとヘソ曲がりの朝日新聞は別の記事だったのかしら??

 

日経は経済新聞ですから米中貿易や関税といった日本の経済活動に大きく関わる記事が1面メイン記事というのはわかります。そしてG20議事報道の中でも、貿易という経済活動に関わる事柄をセカンド記事として、サード記事に日ロ首脳で平和条約に関する事とバーターでLNGガスの開発や輸入に関わる事も理解出来ます。

 

でも讀賣も同じトップ・セカンド??讀賣新聞は、G20の大阪宣言の内容を幅広く紹介する記事をメインにすべきじゃないでしょうか?

 

 

そして日経讀賣だけではなく、TVやネットニュースなどでのG20に関するメディア報道全般に関わる違和感も感じました。G20は、あくまでも参加20か国機関の共同議論・合意形成の場であるにも関わらず、「米中」という2か国の「トップ同士の緩やかな合意・契約や条約ではなく、あくまでも駆け引きの途中」がトップ記事ってのはおかしくないですかね?

 

G20では、多数の議題の合意と宣言が出たはずです。

↓↓↓↓↓

G20大阪サミット公式HP

https://g20.org/jp/

 

かいつまんで議題を挙げると、

 

1. 世界貿易円滑化の為のWTO(世界貿易機関)の改革

 

2. 世界経済に大きな影響を及ぼしているデジタル経済について

 

3. 気候変動(温暖化対策)

 

4. エネルギー対策

 

5. 海洋プラごみ対策

 

6. 女性の社会進出促進

 

7. 保健、インフラ開発、その他

 

 

つまり米中貿易協議はG20とは関係無い事柄です。

 

違和感。。。。。

 

 

マスコミが報じないのは何故?そんでもって自分たちが報道したい内容を規制されそうになると「報道の自由」を叫ぶのは何故? まず事実を正確に報じる事が「報道」の基本だと小学校だか中学校で習った記憶があります。つまり「自分(報道者)の興味のある事を報じる事」は、G20などに取材参加の許されたマスメディアのすることではなく、週刊誌などの特定層向け商業マスコミのすること。米中合意(完全な合意ではなく交渉の途中)を報じるのは新聞の2面か3面にしろよと思います。

 

 

昨今、SNSなどネット経由で「ニュース」を収集することが主流になりつつあります。トランプ大統領じゃありませんが、ネットには「フェイクニュース」が溢れています。明らかな誤報もありますが大問題はSNS情報は【偏向】しており、【事実と違う】といる事です。

 

SNSでは「報道機関」や「情報発信元」以外の個人もまた聞き情報を発信します。つまり取材や事実に基づく情報ではなく、報道か何かで知った事を二次伝達するのが個人の「つぶやき」や「投稿」です。そこには「個人の思いや感想」も入ります。

 

そりゃトヨタ自動車が公式SNSで新車の発売を発表するのは真実でしょう。でも、それを評したり揶揄したり批判したり、絶賛したりのSNS情報は一種の「フェイクニュース」と言えます。

 

 

小学生の時だったかな??

「伝言ゲーム」をしましたよね。5人とか10人とかで耳打ちして物事を伝えていくと、ほぼ必ずと言っていいほど最初の言葉と最後の言葉に差異が出るという現象を学びました。「伝言ゲーム」はチーム間でいかに正確に情報を伝えるかを競うゲームではありません。「伝え聞き情報はほぼ事実とは異なる」という事を学ぶ授業でした。

 

 

ある事をフォローしているTwitterやFacebookの投稿やリツイートで知った・・・ってのも珍しく無いこの頃。

 

「伝言ゲーム」の授業を受けていない人達はSNS情報を丸のみするんでしょうね。

 

わたしゃ信じません。必ず新聞や信頼できる「一次情報元」や当事者のHPなどで事実を確認するようにしています。

 

フィリップ カレッジリング

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