アメフトXリーグの春のパールボウルトーナメント(東日本選手権)が行われています。
Xリーグのリーグ戦は秋9月開幕ですが、春にはプロ野球でいう「オープン戦」的なプレシーズンマッチとして、東日本地区チームのトーナメント「パールボウル」と西日本地区チームの「グリーンボウル」が行われます。いずれも昨シーズン終了後に各チームともに選手・コーチの入れ替えや、戦略戦術の変更などをしたうえでの「暖機運転」的な実戦練習試合という性格でしょうか?
とはいえ選手権大会であり、優勝チームを決定し、秋のリーグ戦のシード権なども考慮されますので、真剣勝負には変わり有りません。
昨日、6/2に川崎スタジアムで行われた準決勝2試合で決勝戦の顔合わせが決定しました。
なんとパールボウル決勝は、3年連続でシーガルズとビッグブルーの対戦。
おまけに準決勝進出4チームも同じ!
つまり東日本地区では、フロンティアーズ・シーガルズ・ブッグブルー・ライズの4強体制が相変わらず継続中という事です。この4強体制は、、、確か、、、2013年頃から続いています。2013年以前は、シーガルズ・フロンティアーズ・鹿島ディアーズ(現リクシル)・シルバースターの4強でした。
2013年シーズン終了をもって大手ゼネコン鹿島がアメフト部(ディアーズ)を廃部し、クラブチームになったディアーズが大幅な戦力ダウンで4強から脱落。
1990年台から2000年台には多くの日本代表選手などタレントを抱えてライスボウル通算3回制覇のシルバースターも、2010年台から低迷が続いています。
さて、パールボウルはシーガルズvsビッグブルーの同一顔合わせが3回目ですが、過去2回はシーガルズが連覇しています。
シーガルズHCの古庄さんは、元日本代表LBでシーガルズのライスボウル4連覇時代のキャプテンでした。ブッグブルーHCのケビン・クラフトは、現役QBの選手兼任HCです。
シーガルズは習志野市、ブッグブルーは八千代市とともに千葉県をホームとしていますが、ワタクシ的には10年来のシーガルズファンです。
シーガルズは勝ち試合でも負け試合でも試合後のファンへの声掛けを欠かしません。試合に負けると不機嫌なツラしてそそくさとスタジアムを後にする・・・・みたいな事は絶対にしないのです。
そして相手チームとファンへのリスペクトも欠かしません。試合後には、必ず相手チームサイドに選手全員で行き、相手チームとスタンドのファンに一礼をします。これはアメフトの源流、ラグビーの「ゲームが終わればノーサイド精神」を受け継ぐものでしょう。
本当に気持ちのいいチームなんです。
スタンドのファンもXリーグ一番の盛り上がりです。
バスケのジェッツ、野球のマリーンズと、千葉県民はスポーツを楽しむ事が上手ですね。千葉県は、東京と同じく県外出身者が過半数を占める「移住者」の地域だからこそ、「生まれ故郷ではないけど地元」のつながりを形成するコミニュティの一環としてスポーツの応援が根付いていると思います。
アメフトはフルコンタクトスポーツで、野球・サッカー・バスケと比べても非常に暴力的に見えるスポーツですけど、選手もファンも非常に紳士なスポーツです。昨年の日大アメフト部の悪質タックル事件のような事も起こりましたが、非常に稀なごくごく一部の異分子の仕業です。
Philip College Ringでは、今年も日本のアメフトを盛り上げるべく「アメフトに行こう!プロジェクト」を継続します。
恒例のシーガルズ公式戦チケットプレゼントも開始しました!